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由々しき事態だ。米下院に提出された慰安婦問題での対日謝罪要求決議案を巡って公聴会
が開かれ、3人の元従軍慰安婦が出席。これを駐日米大使が“尊重”する旨の発言をした。
が、大使を信じ込ませた彼女らは、過去、証言が何度も変わり、その信憑性に疑いの目が
向けられているのである。
<私は、彼女たちが売春を強制されたのだと思います。つまりその時、旧日本軍により、
強姦されたということです>
ニューヨーク・タイムズ紙(3月17日電子版)に載ったシーファー米駐日大使のコメントが本当
ならば、まさに“手玉にとられた”と言うしかあるまい。何しろ2月15日、米下院の公聴会に
出席した元従軍慰安婦3人の中には、これまで猫の目のごとく言うことが変転してきた、
いわくつきの女性がいるのだから。
まずは、韓国人の李容洙(イ・ヨンス)。「彼女が初めて元慰安婦として公の場に出たのは
92年。当時は、慰安婦にされた経緯を“満16歳の秋、国民服に戦闘帽姿の日本人男性
から赤いワンピースと革靴を見せられ、嬉しくなった。母親に気づかれないように家を出た”
と語り、先の公聴会でも同じことを喋っているのですが…」と、現代史家の秦郁彦氏が教えて
くれる。
「これまで何度も来日している彼女は、今年も日本で数回、会見を開いています。で、2月
には“日本兵が家に侵入してきて、首を掴まれ引きずり出された”と言い、3月には“軍人と
女に刀をつきつけられ、口を塞がれ連れ出された”などと内容が変わっている。要するに、
家出と強制連行と、2つの話があるわけです」
◆終戦後も慰安婦?
李元慰安婦には別の“疑惑”も指摘されている。連行された時の年齢が、14、15、16歳
と、実に“3種類”。時には「44年、16歳で台湾に連行され、慰安婦の生活を3年間も強いら
れた」と語るのだが、それでは終戦後も慰安婦として働いていたことになってしまう。
続いて、同じく韓国人の金君子(キム・クンジャ)についても、「ある時は“幼い時に両親を
失い、養子に出された先でお使いに行ってくれと言われ、汽車に乗せられた”と語ったと
思えば、またある時は“家に2人の朝鮮人が来て、工場で働かせてやると騙された”などと
回想する。いずれにせよ、家出に近い話で、日本軍による強制連行ではない」(秦氏)
さらに、当時オランダ国籍で、現在はオーストラリア人のジャン・ラフ・オハーンに関しては、
「“スマラン事件”の被害者だった可能性はありますが、この事件はむしろ、軍が慰安所に
関与していなかったことを示すものです」と、政治ジャーナリストの花岡信昭氏が言う。
「これは、占領下にあったインドネシアのジャワ島で一部軍人がオランダ人女性数十人を
強制的に売春させていたところ、軍に見つかり閉鎖させられた事件です。つまり、軍が売春
を禁じていた証拠になるもの、と位置づけられています」
◆N・オオニシ記者の影
であるならば、なぜ大使は彼女らの言を鵜呑みにしてしまったのか。「反日姿勢で有名な
NYタイムズのN・オオニシ記者が、うまく話を引き出した面もあるのでは」と花岡氏は見るが、
「日本が何も言い返さないから、米国内に間違った世論を喚起してしまっている。つまるところ
外交戦略の失敗の表れですよ」(秦氏)
週刊新潮4月5日号P.62より
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