07/03/26 16:13:35
盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は、26日午前「今後、韓国が生存するためには親米もし親北もすべき」とし
「北朝鮮を敵にしたら、その憂患にいつまで耐えられるだろうか」と述べた。サウジアラビアを訪問中の
盧大統領は、首都ヤドで開かれたサウジアラビア在住韓国人との懇談会で「北朝鮮への支援は
未来への投資と考えているのに、北朝鮮寄り政権かと言われたりする。韓国に北朝鮮寄りの政権が
あり得るか」と主張した。
とりわけ「新たな未来作りのため克服すべき過去は克服しなければならない」とし「韓国戦争
(1950~53年)は国民として忘れがたいことだが、むかしのことばかり考え、そのため新しく
進むべき道を開くな、というのは結局われわれが損すること」とコメントしたりもした。
北朝鮮に関連した盧大統領のこうしたコメントは今回が初めてではない。05年9月、マスコミ各社の
経済部長との懇談会でも「統一費用の概念は準備費用」、「北方への投資」と語ったことがある。
今年2月にローマ在住韓国人との懇談会でも「北朝鮮が望むままに与え問題を解決してこそ
儲かる商売になる」、「マーシャルプラン」などで北朝鮮への支援を強調してきた。しかも、
今年2月13日に北京で開かれた6カ国協議で合意に至って以来、北核問題の解決に向けた動きに
弾みがついている。したがって、そうした流れを加速化するため、北朝鮮への支援が必要だとする
主張を強調したもの、と受けとめるべきだ。
実際、盧大統領はこの日、北核問題について数回「うまくいくだろう」と発言した。「北朝鮮を
説得するため言いたいことも控え、節制しつつ色んな努力をしたが今回うまくいきそうだ」、
「慎重な指導者は軽率に振る舞わないが、そうした感じがある」いった発言だ。
また「今回うまくいくという私の主張があたれば、これまで虐められたことがあまりにも
悔しいので、少し気張りたい」というコメントまでした。
盧大統領はこれに先立ち「現在、韓国が進めているもので、皆さまより私が特別に
多くの情報を持ってはいない」とし「だが南北(韓国・北朝鮮)関係、6カ国協議の
解決などについては若干は先に情報を持つこともあり得る」と語り、自身の楽観的見方に
それなりの根拠があることを示唆。また、韓国経済が跳躍した契機に、60、70年代の
ベトナム特需と中東特殊を選んだ後「北朝鮮が開発される時期が来れば韓国経済が
もう一度の強い競争力で世界市場に進む契機になる」と話したりもした。
中央日報 URLリンク(japanese.joins.com)