07/03/27 00:05:17 89OfldF4
>>761
京都帝大理学部の教授ですね。専攻は植物分類学。
ぐぐるとこんなのが見つかった。高校の教科書の序論みたい。
URLリンク(keirinkan.com)
1912年にケーネ(独)は韓国の済州島に類似種エイシュウザクラが自生していること
を発見,済州島起源説が高まった。京都大学の小泉博士は1932年に済州島で調査し,
自生しているソメイヨシノを発見,エイシュウザクラやエドヒガンも混生していたと
報じた。
一方,ウイルソン(米)は1916年に日本のサクラを調査研究した結果,エドヒガンと
オオシマザクラの雑種であろうと推定した。竹中要(国立遺伝学研究所)は結実が少ない
ことや,済州島での追跡調査で1個体しかソメイヨシノ(ただし,がくに毛がない)が発
見できなかったことから,雑種起源説を検証した。形態的にソメイヨシノはエドヒガ
ンとオオシマザクラの中間的特徴をとること(がく・花柄・花柱の毛,花色,花外蜜腺
の位置。ときには無毛のオオシマザクラのような例もある),交配実験の結果はソメイ
ヨシノに似た個体が多く生じること,伊豆半島にはオオシマザクラとエドヒガンも自
生しソメイヨシノに近い個体が見られることから,人工的に両者を交雑した可能性の
他に,伊豆半島で自然交雑した個体を広めた可能性,つまり「伊豆半島起源説」を提唱
した。