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【社説】安倍首相は村山元首相を見習うべきだ
村山富市元首相は19日、「日本軍が関与して慰安所を設置、監督したのは間違いない。その限りに
おいては政府の責任はある」と語った。村山元首相はまた、「慰安婦の強制動員に日本軍が介入した
かどうか議論するのは無意味」とした。
この発言は、最近「(日本軍の慰安婦に対する)強制性を裏付ける証拠はなかった」とした安倍首相や、
先週「政府が発見した資料の中には、軍や官憲によるいわゆる強制連行を直接示すような記述は
見当たらなかった」との答弁書を提出した日本政府の姿勢に反論するものだ。
村山元首相は戦後50年を迎えた1995年8月15日、日本帝国主義による侵略戦争についての謝罪を
込めた「村山談話」を発表している。その中で元首相は「わが国は、遠くない過去の一時期、国策を
誤り、戦争への道を歩んで国民を存亡の危機に陥れ、植民地支配と侵略によって、多くの国々、
とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました。(中略)ここにあらためて痛切な
反省の意を表し、心からのおわびの気持ちを表明いたします。また、この歴史がもたらした内外すべて
の犠牲者に深い哀悼の念をささげます」と語った。
韓国や中国などの周辺諸国は、日本軍が慰安婦の強制的な動員に関与したことを認めて謝罪した
1993年の「河野談話」と、それに続くこの村山談話に接し、過去の歴史に対し反省を示した日本の
姿勢を受け入れ、今や日本と未来志向の関係を模索すべき時期が来たと判断していた。
しかし後に登場した小泉元首相は第2次世界大戦における戦犯たちが合祀(ごうし)された靖国神社
への参拝を強行し、さらに現職の安倍首相に至っては、日本軍による慰安婦の強制動員があった
ことまで否定した。わずか10 年前、日本政府が公式的な立場として表明した反省の言葉を、自ら
否定するような行動に出たのだ。これは周辺諸国が建設的な未来のために差し伸べた手を払い
のけるような行為だ。村山元首相は「政界で世代交代が進行するにつれ、過去を直視できない人物
が目につくようになった」と懸念を表明した。
安倍首相は韓国・中国との首脳会談を控えていた昨年10月の就任直後には、村山談話を継承する
立場を明らかにしていた。ところが安倍首相は就任から数カ月もたたないうちに、日本政府がかつて
発表した歴史認識を一つ一つ否定し始め、「独善的なナショナリズムを排し、責任ある国際社会の
一員として国際協調を促進する」とした村山談話とは正反対の方向に進んでいる。
(朝鮮日報/朝鮮日報JNS)
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