07/03/22 01:49:14
【こぼれ話】台風シーズンどうする?=比で気象予報士激減
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【マニラ】
フィリピンの気象庁に相当する大気地球物理天文局が、気象予報士の流出に悲鳴を上げている。
給与が高い海外の職場に移る予報士が相次ぎ、歯止めがかからないためだ。
同国は年間約20の熱帯性低気圧に見舞われるが、
このままではその予報に影響が出かねない状況だ。
マーティン・レリン局長によると、8年前に20人いた同局の予報士は現在12人、
しかもこのうち半数が海外に就職応募中という。
同局の予報士の月給は約1万7,000ペソ(約4万1,000円)だが、
海外ではその5倍は支給されるといい、「とても太刀打ちできない」と同局長は話す。
予報士の主な移転先はシンガポールの電話天気予報サービス会社だとか。
気象予報士になるには何年も訓練する必要があるが、
「24時間台風の動きを見守るきつい仕事」(レリン局長)が敬遠されたのか、
国立フィリピン大学にある唯一の気象学課程は人気薄で、
同課程を維持するのに必要な年間5人の志願者を確保するのにも苦労しているという。
そこで同局では、予報士の代行をさせるため局内の研究者に訓練を行っているそうだ。
フィリピンでは昨年末までに4つの台風が来襲、
豪雨に伴う地滑りなどで少なくとも1,312人が死亡、
行方不明となった1,859人も死亡したものとみられている。
〔AFP=時事〕
★ ソースは、時事通信 [日本] とか。
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