07/03/20 23:09:11
中国残留婦人の実子と偽って来日した中国人男性の長男で、千葉県在住の高校3年、
李峰さん(19)と、妹で高校2年の李金花さん(17)について、法務省は20日、
強制退去処分を取り消し、日本での定住を認める在留特別許可を与えた。
峰さんが国を相手に強制退去処分の取り消しを求めた訴訟で、2審・東京高裁は先月、
国側に処分取り消しを命じ、国側が上告せず、峰さんの勝訴が確定していた。
峰さんは、すでに千葉県内の大学に合格。「4月からしっかり勉強し、将来は日本と
中国の橋渡しになる技術者になりたい」と話し、金花さんも「来年の受験に向けて、
勉強に専念できる」と喜びを語った。
判決によると、2人の父親は中国残留婦人のおいだったが、1996年に実子と
偽って来日。2004年に実子でないことが判明し、2人の両親は05年に中国に
帰国したが、2人は日本に残り、強制退去処分の取り消しを求めて提訴した。
金花さんの2審は継続中だが、近く訴訟が終結する見通し。
読売新聞
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