07/03/21 08:26:48 9YQmF8RA
任那加羅は『三国志』に弁辰狗邪(くや)国、狗邪韓(くやかん)国とあり、
韓族、倭、中国などの海上交通の要衝として栄えた。大和(やまと)王朝
の朝鮮進出の基地とされる任那(みまな)日本府がこの地に置かれたとい
われているが、それを証明するものはない。その開国神話は日本の天孫
降臨神話の祖型で、始祖王后の海洋渡航神話も日本の神話と類似
したところがある。また、任那諸国の新文物、新知識を日本にもたらした
秦(はた)氏の出身地はこの任那加羅で、漢(あや)氏の出身地は安羅
とみられる。
(C)小学館〈井上秀雄〉