07/03/16 10:59:45
コリア系日本人 市議選に立候補 繰り返すまい 不幸な関係
18歳で「在日朝鮮人サークルむくげの会」(現「NPO団体高槻むくげの会」)を設立し、
以後、人権運動にかかわってきた。
昨年、日本国籍を取得。4月の統一地方選挙では高槻市議選に立候補する。
「コリア系日本人イ・キョンジェ」として選挙を戦うのだという。
高槻市の韓国・朝鮮人集落で育った。上下水道、道路も整備されていない劣悪な環境。
最もこたえたのは在日韓国・朝鮮人に対する差別だったという。
小学校時代、登下校でなじられるのは日常茶飯事だった。「なぜ朝鮮人に生まれたのか」。
自身の運命を呪った。「朝鮮にまつわるものすべてを嫌悪した」頃、中学校で出会った恩師に
救われる。「悪いのは差別。朝鮮人であることを恨んではいけない」
「むくげの会」では、韓国・朝鮮人のための「地域子供会」を開設。
70年代、差別は依然として残っていた。子供たちの姿にかつての自分を見た。
彼らの心に訴えかけた。
「地域子供会」は「他民族共生国際理解教育事業」として、高槻市に移管された。
活動が実り、84年、市は「外国人障害者福祉金制度」を発足させる。
全国のさきがけとなる制度だった。
現在、日本では内なる国際化が進む。
「在日の不幸な歴史を繰り返してはいけない」と決意を固めた。
「新しい社会の一歩を作りたい。そして、これまでの歩みを前進させたい」
統一日報 2007年3月14日発行版
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