07/03/11 18:51:05
◆黄河の一部干上がる、記録的暖冬の影響 - 中国
記録的な暖冬の影響で、中国第2の長さを誇る黄河が現在、部分的に干上がっているという。
国営の中国新聞が11日に伝えた。
同紙によると、暖冬の影響で上流域の降雨量が例年より少ない上、
産業用水や農業用水の需要の高まりを受け、甘粛省蘭州では河川の水位が低下。
「黄河の水不足が悪化し、上流の貯水槽の水位が低下している」と報じた。
また、Lanzhou Morning Pressによると、蘭州付近では、黄河が部分的に干上って土手が露出し、
ボートなどが座礁しているという。中国は現在、乾期にある。
こうした現状を受け政府は、都市や河川中流の水力発電所の水供給を確保するため、
河川流量の調整を行う意向を示しているという。
現在、蘭州にある監視所での河川流量は毎秒約370立方メートルで、
2007年で最低の水準を記録している。
例年3月になると平均で毎秒約1100立方メートル程度に水位が上がるが、
現在はその3分の1程度しかない。
全長5460キロの黄河は「母なる川」と呼ばれ、チベット高原から渤海までを流れ、
1億4000万人に水を供給している。
1990年代半ばにも同様の事態が度々発生し、政府は黄河沿岸全域での水利用と
貯水許容量の調整を迫られた。
AFP BB News - BETA - 2007年03月11日13:10:17
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