07/03/10 08:56:56
昨日の朝日新聞を開いて、おやおやと思った。「丁々発止」という連載物に自民党の前副総裁・
山崎拓氏が登場していたからだ。それもほぼ一ページをつぶした記事にである。まことに「時宜
を得ない」人物がなんでここに?という疑問が、おやおやなのであった
▼山崎氏といえば先般一人で訪朝しその役割と真意とに特大の疑問符がつけられたばかり。
前副総裁とはいえ、いまや無任所の御仁が頼まれもしないのになんでのこのこと、しかも制裁
まっただ中のこの時期に出かけねばならないのか、と安倍首相はじめ政府首脳が不快感を露わ
にしたことは記憶に新しい
▼政治家は存在感がなくなったらおしまいだ。ついこの間まで主流の先頭にあった同氏だけに、
そのことは誰よりも深くわきまえているはず。だからこそ今度は反主流派としてのパフォーマンス
で存在感を訴えようしているのだろう。だがすでに賞味期限が切れているという自覚が本人にある
のかどうか。そこが問題なところである
▼そんなご当人にお出ましを願った朝日新聞の狙いは奈辺にあるのか?多分反安倍色を引き出す
“隠し味”としての利用価値と、拉致問題解決のために制裁一色に染まった世論に「少数意見」を
加えたい社論の代弁者としての適格性を認めたからではないかと推察した。ゲスの勘ぐりだろうが、
「圧力だけではだめだ」という持論が吐露されているからまずは成功だろう
▼同氏はいまハト派なそうである。自民党が右に寄ったためだろうと記事は解説している。かつては
青嵐会に属し、憲法改正の旗を振ってきた人物が、小泉前総理に疎まれ、安倍内閣でも陣笠扱い
となった腹いせに左に寄っただけではないかと思うのもゲスの勘ぐりだろうか。
ソース:東海新報
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