07/03/09 20:20:31
北朝鮮で口蹄疫が発生
世界家畜保健機構(WOAH)は8日、北朝鮮で口蹄疫(こうていえき)が大量に発生し、
当局が感染の拡大を防ぐため、数百頭の牛を処分した、と発表した。
北朝鮮政府は今年1月、平壌のある畜産農家で口蹄疫が発生し、431頭の牛に感染したことを確認し、
国際獣疫事務局(OIE)に届け出た。
北朝鮮農業省は既に、感染した牛を含む466頭の牛と2,630頭の豚を処分した。
また、口蹄疫が発生した地域から半径70キロ以内の範囲で飼育されている約10万頭の家畜に
対しては予防接種が行われた。
口蹄疫に感染した牛は、中国遼寧省の鉄嶺から輸入されたものであることが分かった。
北朝鮮で口蹄疫が発生したのは、1960年以来47年ぶりのことだ。
口蹄疫は、牛、ヒツジ、ヤギ、豚など偶蹄類(蹄<ひづめ>が2つに割れている)の動物の口や蹄の
周りにまめができる病気で、致死率は最大で55%に達する。
人間に感染したケースは報告されていないが、感染のスピードや病状の進行が速い上に、
特別な治療法も見つかっていないため、ひとたび感染した場合、感染拡大防止と予防接種を
すぐに行うことが最善の対策となっている。
(朝鮮日報)URLリンク(japanese.chosun.com)