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日本が戦争に敗れて占領下に置かれやがて独立し、そして今、私たちの戦後のいわば基礎を築いた
指導者は吉田茂という総理大臣でありますが、その吉田さんが、日本がなぜ近代化にこんなに成功
したかについて書いた論文で「日本を決定した100年」という論文があります。
その中で吉田さんが書いていることの大変面白いと思うのは、日本が開国を迫られた時、あるいは占
領下に置かれた時、相手がすべて正しいとは思わなかったけれども、相手の美点を認めそして立派な
文明を持っているということを認めた。つまり、日本は「よき敗者」=「グッド・ルーザー」であったと。その
ことを日本の発展の1つの理由にしております。
慰安婦問題でニュースで報じられているようなことが続いておりますけれども、仮に、軍の強制が直接
であったか間接であったか、あるいは狭義の、あるいは広義の強制があったかという、そういう議論をい
くらしても、慰安所があって、慰安婦というものが存在したということは消えません。こういう事をくどくど
と説明して、どれほどの意味があるんだろうかと思います。
しかも河野談話というのでこの事に1つの終止符を打ったはずなのに、さらにこういう議論を蒸し返すと
いう事がどういう日本の国益になるのか、今後の外交やいろんな日米関係を含めて何の得があるんだ
ろうかと私は思います。
それよりも、いわばいろいろ言いたいことはあっても「よき敗者」、吉田さんもよくよき敗者になるという事
の方が、安倍さんは生産的でないと言っておりますが、その方がよほど生産的ではないでしょうか。
ちなみにこの吉田茂のお孫さんが麻生外務大臣であります。麻生さんはどう思われるんでしょう。
ソース:3/8ニュース23内多事争論
URLリンク(www.tbs.co.jp)
※リンク先に動画有ります