07/03/07 12:50:35
米国務省、中国の人権状況を批判
【ワシントン支局】米国務省は6日、2006年版の「世界人権報告」を発表した。
中国政府の人権に対する姿勢について「引き続き劣悪で一部では悪化している」と批判。
政治活動家やジャーナリスト、弁護士などへの監視強化や投獄が増えている、と指摘した。
北朝鮮に関しては「世界で最も孤立した抑圧的な政権」と非難した。
報告書は、中国政府がマスメディアへの規制やインターネットの検閲を強化していると
指摘。囚人に対する拷問や自白の強制、強制労働などの人権侵害のほか、北朝鮮からの
脱北者の強制送還も深刻な問題だと批判している。
北朝鮮については、司法手続きを通さない処刑や拘束などが行われており、刑務所では
女性の囚人が中絶を強制されたり、生まれた子供が殺されるなどの例も報告されていると
している。
イラクに関しても、宗派間抗争の激化やテロの頻発などによって人権や民主化の前進が
阻害されていると批判。日本については、女性や子供に対する暴力、セクシュアルハラス
メント(性的嫌がらせ)、女性や少数民族への差別などの問題があると指摘している。
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