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【韓国】KF-16墜落:米メーカーの欠陥指摘を無視 典型的な人災 [03/06] - 暇つぶし2ch1:依頼144@ちゅら猫φ ★
07/03/07 12:45:13
KF-16墜落:米メーカーの欠陥指摘を無視
典型的な人災

 2 月13日に忠清南道西海沿岸で起きた戦闘機KF‐16墜落事故の原因がエンジンの
整備不良によるものであることが明らかになったことから、軍の士気低下が深刻な
状況にあるとの指摘がなされている。整備不良で戦闘機が墜落した事故は過去20年で
一度も起こらなかったことだ。これまでの事故はエンジンそのものの欠陥や操縦士の
過失などによるものだった。しかし今回の事故は典型的な人災だ。

 問題となったエンジンは2000年に米国のプラット・アンド・ホイットニー社(以下
P&W)が製造したものだった。P&W社は1993年から94年に製造したエンジンのタービン
ブレード(動翼)を支えるシャフトの一部で熱処理がうまく行かないことから強度に
問題が発生する事実を確認した。そのためこのシャフトを2004年までに交換するよう
韓国側に指示してきた。

 調査の結果、KF‐16のエンジンにある34機すべてのブレード・シャフトのうち、
事故機は P&W社が交換を指示した部品をそのまま使用していたことが分かった。結局、
3年前に交換しておくべき部品が飛行中に脱落し、その破片がエンジンを損傷させて
墜落したというわけだ。しかし、2004年6月29日の事故機に対する整備記録には
「分解・調査の結果、エンジンに異常なし」と記録されている、と空軍の事故調査
チームが発表した。

 これについて現在軍当局では、整備士が分解もせずに虚偽の書類を作成したのか、
あるいは分解して欠陥についての検証をした上でこのような記録を残したのか、確認
作業を行っている。事故調査チームはとりわけ事故機の場合は34のブレード・シャフト
すべてが交換対象となっており、実際にエンジンを分解した場合にこれを発見できない
確率が低いという事実に着目し、憲兵ら捜査員を動員して当時の整備関係者らの行方を
追っている。

 一方、エンジン部品欠陥の連絡を受けてすぐに全機の部品を交換せず、2000年から
04年にかけて 26機のKF‐16のエンジンを段階的に点検し部品を交換した事実にも疑問
が残る。空軍関係者は「戦闘機からエンジンを取り出して整備すると消耗品が多く費用
がかかる。また米国側が緊急に交換すべきものではないと知らせてきたことから時間が
かかった」と弁解した。しかしその間も、操縦士たちはいつ事故が起こるか分からない
戦闘機に不安を抱きながら乗っていたことになる。

 整備不良の代償は莫大だ。1機が425億ウォン(約52億円)もするKF‐16が水中に消え
去り、一歩間違えば尊い操縦士の生命をも失うところだった。また今回は、韓国軍の
整備責任で墜落したため、一切補償はない。

 空軍はF‐15Kの翼の損傷事故やKF‐16墜落事故など、相次ぐ事故に対して一罰百戒の
原則を適用し、関係者に対する責任追及と施設の安全性や整備管理システムを全面的に
見直すと発表した。

(朝鮮日報)
URLリンク(japanese.chosun.com)
(画 像)
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