【ひと】≪愛憎を超えて≫灘高→東大医卒の在日精神科医、“在日の眼”で「自殺大国・日本」の病巣に取組む[03/06]at NEWS4PLUS
【ひと】≪愛憎を超えて≫灘高→東大医卒の在日精神科医、“在日の眼”で「自殺大国・日本」の病巣に取組む[03/06] - 暇つぶし2ch1:どろろ丸φ ★
07/03/06 03:08:05
◆外からの視点が役に立つ
年間3万人台の自殺者が98年から続く日本社会の病巣にメスを入れ、「自殺大国」の
汚名返上に向けて闘う在日3世の医師、張賢徳さん(41)が昨年12月末に『人はなぜ
自殺するのか』(勉誠出版)を上梓した。日本人には気づかない視点が、死に直面する
医療現場で役に立っているのでは、と語る。

◆愛憎をふっ切って
生まれ育ったのは、大阪の西成区。白昼堂々と日本刀で斬りあうやくざを目撃するのも
何ら不思議ではない劣悪な環境だった。祖国復興に寄与することを夢見て、大学の工学部
で造船を専攻した父は夢破れ「在日として生きていくのだったら医者になれ」と3人の
子どもに懇々と言って聞かせた。

その一方で、「にんにく臭い」と言われたら「にんにくを食べるから強いんだ」と言い返す
くらいの根性と韓国人として誇りを持つよう育てた。鉄拳を見舞われることもあったが、
「子どものことを思っていることがわかったし、尊敬と愛情がベースにあったから医師願望
はすんなり受け入れることができた」と話す。

成績優秀だった3歳上の兄が灘高の受験に失敗し、家の中の空気がどんより沈んだの
を肌で感じたのを機に、兄のリベンジとばかりに灘中学の受験に打って出たが、ものの
見事に玉砕した。難問をすらすらと解く同年代に比べ、まったく歯が立たない自身の恥ず
かしさを思い知った。この時に屈辱の中でもたげた負けん気が、「勉学の虫」へと変身させ
ていく。そして、廊下で生徒がシンナーを吸っているような札付きの荒れた中学から灘高
東大医学部へと進学を果たすことになった。

入学後、病院実習を経ながら、患者への優しさや隣人愛という情がうずく一方、幼い頃から
身についた日本人に対する憎しみも否定しきれない自分に気づいた。愛に基づく医療行為
に従事する者として、この相反する気持ちをどう整合させるのか、悶々とした時期を送った。
日本人や在日の先輩から「出世をめざすなら帰化を」と勧められたが、自分の気持ちを
曲げるわけにも行かず、国際性を謳う帝京大学に移った。私学なら差別も少ないと思った
からだ。

国家試験の1週間前に、仲良くしていた精神科医志望の先輩が自殺したことが引き金と
なり、精神医学の観点から自殺にメスを入れる道を選択した。現在、日本自殺予防学会
の事務局長として、国境や民族を超えた地球人というスタンスで激務をこなす毎日だが、
「日本人には気づかない観点、物事を外から見る視点、斜に構えて見る視点が役に立つ
と認められたのではないか」と謙虚に受け止めている。

都内で飲食業を展開する叔父から「どん底から這い上がってつかんだ今日の幸せを、いまだ
光の当たらない在日同胞に還元すべきだ」と言われる。在日を売りにしたくはないと思って
いたが、「自分のような者が活用されるなら表舞台に出てもいいと思うようになった」と
心境の変化を語った。

「同じような価値観を有する集団に経済的な危機などが訪れた時、アルコール依存症や
うつ病、自殺に追い込まれるというのが現代日本の特徴。中高年男性に顕著に現れる」
と警鐘を鳴らす。

民団新聞:URLリンク(mindan.org)


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