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■日本の首相による奴隷化否定発言が過去の痛みを露わに
金子安次さん(87)は今でも、自分が帝国陸軍の兵士だった大戦中に中国で強姦した無数の
女性たちの叫び声を、今でも憶えている。犠牲となった女性の一部は、軍隊が運営する慰安
所(訳注:原文では「売春宿(brothel)」。以下同じ)で性奴隷として働かされていた、朝鮮人の
十代の少女だった。それ以外は、彼と同僚兵士らが略奪対象とした中国東部の村に住む女
性たちだった。
「彼女たちは泣き叫んでいましたが、私たちは彼女らが生きていようが死んでいようがお構い
なしでした」と、金子さんはAP通信の取材に対して東京の自宅で語った。「私たちは天皇の
兵士でした。軍の慰安所であれ村であれ、強姦するのに躊躇することはありませんでした。」
歴史研究者らによると、1930~40年代にアジア全域で、20万人の女性(大半は朝鮮と中国
の女性)が軍の慰安所で働かされていたという。多くの犠牲者が、日本軍によって拉致され
無理やり性奴隷にされたと証言しており、日本は官房長官が1993年に罪を認めている。
ところが今になって、日本政府の中に、謝罪の必要性に疑問を投げかける動きが出てきてい
るのだ。安倍首相は今週木曜日、慰安婦になるよう強制した事実は無い、と発言した。これ
は、かつての謝罪を公式に見直そうという右翼政治家らの努力を後押しするものだった。
「実際のところ、強制性を裏付ける証拠は何もない」という安倍首相の発言は、1992年に見
つかった証拠文書に反するものだ。歴史研究者によればこの文書は、女性を慰安所に強制
的に周旋する業者との調整で軍当局が直接的な役割を果たしていたことを示すものだという。
<中略>性奴隷の犠牲者たちは、今でも体と心に受けた傷で苦しんでいると語る。韓国人
の李容洙さん(78)は、14歳だった1944年に、家にいたところを日本兵らによって連行されて
台湾で性奴隷にされた、と最近の東京滞在中のインタビューで証言した。
日本政府に補償を長年求め続けている李さんは言う。「日本政府が責任から逃れるのは許
されないことです。謝罪してほしいのです。そして、幼かった私を連れ去って性奴隷にしたこ
とを認めてほしいのです。そういうことがあったのだ、ということを。あのとき私は本当に幼か
った。自分の身に何が起こったのか、分かりませんでした。私の上げた叫び声は、今でも私
の耳に残っています。いまだに、眠ることができないのです。」
▽ソース:CNN International(AP通信配信記事)(英語)(2007/03/03 06:00 GMT)
URLリンク(edition.cnn.com)
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