07/03/01 00:00:51
「すべての韓国人商人は、黒人街から出て行け。
(All Korean Merchants, Get Out of Black Neighborhoods.)」
(東亜日報=ニューヨーク)代表的な黒人密集居住地域であるニューヨーク・マンハッタ
ンのハーレムで、1990年代初めまで、あちこちで見られたプラカードだ。黒人たちが韓人
の店を相手に1年以上ボイコットをする事も多かった。韓人たちが黒人密集地域で自営業
をする過程で形成された「韓・黒葛藤」のためだった。
黒人は韓人に対して「黒人街で金儲けだけしている人々」と言う不満を持っていた。この
ような「韓・黒葛藤」は1992年ロサンゼルス暴動を契機に爆発した。しかし10年間余りで、
事情が変わった。韓人移民社会の主要課題だった「韓・黒葛藤」は事実上消え去った。
アメリカ人口構成の変化のおかげだ。ニューヨークのクイーンズ大学社会学科ミン・ピョ
ンガプ教授は、最近発表した論文「低所得黒人階層居住地域で中間者の役目をする韓国
人」で「ヒスパニック系(中南米系移民者)の大都市大挙流入によって、伝統的な黒人住居
地域という概念があやふやになってきた。」と指摘した。ハーレムだけでも去る10年間に
ヒスパニック系移民者たちが急増した。ヒスパニック系はすでにアメリカ全体人口でも黒
人を追い抜いて最大少数人種に浮び上がった。最近ではハーレムが再開発されて白人人口
も増える成り行きだ。
商人たちの構成も多様になった。1992年までは韓人運営の商店がハーレムのメイン・スト
リートの商店の半分ほどを占めたが、今はインド、パキスタン、ドミニカ共和国など多様
な移民者たちの店が韓人の店と並んで立っている。シカゴ、ロサンゼルスの伝統的な黒人
密集地域でも同じだ。こうして見ると「どうして韓人が黒人街でお金をすべて儲けていく
のか」と問い詰めることができなくなった。
また去る10年間、都心再開発の影響で黒人密集居住地域にパスマークなど主要小売チェー
ンが進出して多様な形態の小売業体が共存するようになったことも韓・黒葛藤を減少させ
た要因だ、とミン教授は分析した。
ソース:東亜日報(韓国語)「韓国商人たちは黒人街を出て行け」こんなのはもう古語
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