07/02/28 18:01:00
トリノ五輪メダリストのドーソンさん、実父に会いに韓国へ
「父に会ったら、26年前に何があったのか、どうして僕をもっと一生懸命探して
くれなかったのか聞いてみたい」
幼いころ、韓国から米国に養子縁組され、昨年、冬季オリンピックのモーグルスキーで銅メダル
を獲得したトビー・ドーソン(韓国名キム・スチョル)さん(29)が、韓国観光公社の韓国観光
名誉広報大使および平昌冬季オリンピック誘致委員会名誉広報大使の委嘱式に参加するため、
27日午前、韓国に到着した。ドーソンさんは28日午前11時、ソウル小公洞ロッテ・ホテルで実の父、
キム・ジェスさん(53)と会う予定だ。
「失った家族に会えるということにまだ実感がわかない」と話すドーソンさんの表情は落ち着
いていた。キムさんについては「育ての親」である米国のマイク・ドーソン夫妻と区別するように、
「生物学的な父」と呼んだ。父とすぐに対面しない理由については、「今回、韓国を訪れた主な
目的は広報大使の委嘱式。27日のスケジュールがもういっぱいだったので」と説明した。
ドーソンさんはトリノ冬季オリンピック当時、養子縁組の事実が公表されると、数十人の人々が
実の父だと主張し、計画していた訪韓を中止したこともある。ドーソンさんは「ためらいがあった
わけではなく、当時はオリンピックのために多くのエネルギーを使い果たした後だったので、
家族と一緒にただゆっくり休みたかった」と話した。
ドーソンさんは1981年、釜山凡一洞の中央市場付近で母親を見失い、釜山のナムグァン社会福祉
会館で保護されていたが、翌年、ホルト児童福祉会を通じて米コロラドのスキー講師夫婦に養子縁組
された。子どものころ、韓国人の養子とその両親が参加する米コロラドの「韓国ヘリテージキャンプ」
に参加し、生みの親に会った人の話を聞いてから、漠然と実の親との対面を夢見るようになった。
「オリンピックでメダルも獲得し、実の父にも会えるなんてラッキーなこと。トビー・ドーソン
財団を設立し、僕と同じような状況に置かれている養子たちを助けたい」と今後の抱負について
語った。ドースンさんはホルト児童福祉会、済州中文ゴルフ場などを訪問した後、来月4日に出国する。
今回の訪韓には、6週間後に結婚する婚約者のリア・ヘルミさん(39)も同行した。
(朝鮮日報)URLリンク(japanese.chosun.com)
(画 像) URLリンク(japanese.chosun.com)
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