07/02/27 23:39:14
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（前略）
22日東京永田町国会会館で会った加藤議員は、外交官僚出身らしく質問一つ一つに対して慎重ながら
も説得力ある説明しようと労力する姿勢が印象的だった。
◆拉致と核問題を分離しようと言ったが…。
加藤議員：そうすべきだ。何故なら多くの関連国家が拉致問題に対してあまり真摯な関心を持ってい
ない。アメリカと中国がまず拉致問題と関わった‘圧力の連帯’から脱して直接対話に出ている。二
番目、日本外務省も本心では、拉致問題の連帯は難しいと判断していると私は推測する。初めは「拉
致問題解決がなければ」と言っていたが今は「進展がなければ」と表現を変えている。拉致問題の解
決、進展とは何か。政府ははっきり言っていないが、日本と北朝鮮の間に(国交正常化関連)ワーキン
ググループが開かれることだけでも進展だと言うべきか分からない。三番目に６者会談の結果、日本
は北朝鮮のエネルギー事情の調査には参加する事にしたと言うが、それなら北朝鮮経済が栄養失調な
ど重病にかかったと言ったらどうするのか。エネルギー援助面で日本は相当な実力と経験を持ってい
る国だ。アメリカと中国から核問題や国交問題で少しずつ滞っている点を考慮すれば、現実から大き
くへだたった政策は国益に反すると思う。
◆拉致問題のブレークスルーはあるか？
加藤議員：かなり難しい。小泉前総理が△北朝鮮と交渉しないというアメリカの方針に逆らって訪北
したこと△金正日に拉致を認定させて謝罪するようにして、8人の死亡を告白するようにした点△5人
の生残者を帰国させた点等はすごい成果に数えることができる。しかし、マイナス要素は△生残者5人
を北朝鮮に返すという(北日政府間の)約束を日本世論が許容しなかったという点、△横田めぐみの遺
骨がにせ物という主張に対して北朝鮮が怒ったという点等だ。したがって、これから拉致問題のブレ
ークスルーはこの二つの問題点をどのように解決しなければならないかにかかっていると言える。遺
骨については第三国の機関で鑑定すれば、日本と北朝鮮のどちらの主張が正しいか、決められないか。
（中略）
◆靖国問題の解決法は？安倍総理の靖国参拝可能性は？
加藤議員：まずＡ級戦犯を靖国神社から分祀しなければならない。これが難しければ、新しい追悼施
設を建築する必要がある。靖国近隣の「千鳥が淵戦没者霊園」もその候補の一つにあげることができ
るだろう。安倍総理は去年の訪中以後、中日間の人的交流が多様に行われていて、彼の在任中には参
拝しないようだ。
◆日本中で民族主義が強まることに対する憂慮が深くなっている。
加藤議員：隣国と対立をあおれば政治的によほど効果があるのが民族主義の特徴だ。したがって民族
主義が便利だということを知りながらも、できるだけ民族主義をあおらない政治家は偉大なリーダー
だ。それと知りながら民族主義を利用する政治家は危ない。5～6年前には、支持率を引き上げるため
に民族主義をあおる政治家はあまりいなかった。日本には現在不健全な空気が流れている。しかし、
私は日本が健全な方向に帰って来ると思う。過激な民族主義を主張する雑誌の販売率がますます落ち
ているということは一つの兆候だ。
ソース：ハンギョレ新聞（韓国語）「拉致問題・核分離すると…日本放置された木切れになる」
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