07/02/26 11:33:58
最大市場である米国で現代(ヒョンデ)自動車販売戦線に赤信号が灯った。
米アラバマ工場で生産するNFソナタの売上が目立って減っているからだ。
現代車によるとアラバマ工場のソナタの在庫は先月10万台を超えた。今月末には12万台に
迫るという見通しも出ている。2005年5月、稼働されたアラバマ州モンゴメリー工場は昼夜10
時間ずつ2交代でソナタとサンタフェを年間30万台まで生産することができる。昨年ソナタの
月生産量が1万5000~1万8000台だったという点を考えれば在庫は3万~4万台だ。
◆どうして販売減るのか=日本製自動車の品質攻勢が激しくなった中、下半期に入って自動車
価格を上げてレンタカーを控えたのが営業を圧迫した。昨年4月、米国で発売開始されたトヨタカ
ムリは来月にも平均3万台以上売れるほど善戦している。カムリ2.4は、米有名自動車雑誌で
ソナタ2.4より価格は15~20%高いが、広い室内と強い出力、室内インテリアなどを武器として
消費者たちを集めたという評価だ。
こうした中、現代車米国法人は月3000~4000台ほどのソナタレンタカー販売を昨年9月に中断
すると月販売量が1万台以下に落ちた。レンタカー会社が安く購入したソナタを半年内に40%以
上割引した価格で中古車販売し、ソナタ中古車の相場をかく乱させたからだ。過去6カ月間、米中
古車市場に出た2006年式ソナタの80%以上がレンタカー会社から販売されたものと推定される。
2万ドルほどでレンタカーとして出ていたソナタ3.3GLSはオークションで1万500~1万1000
ドルで落札された。1年にもならない間、中古車相場で40%以上落ちたわけだ。
これに比べて競争車種であるトヨタカムリやホンダアコードは3年後に売る際に新車の70%台の
値段を支払われることになっている。これに先立ち為替急落で本社製品の収益性を取り返すため
に昨年7月、米国自動車価格を10%ほど引き上げたことも価格競争力を落とした。
一方、現代車本社の監査室は今月中旬、アラバマ工場に監査チームを送った。在庫の累積がアラ
バマ工場の効率性の問題なのか、それとも米国販売法人(HMA)の問題なのかを正確に調査する
ためだ。
◆新しい販路の開拓=HMAは販売を取り返そうと先月「ソナタリース」商品を出した。購買者が999
ドル(約12万円)を頭金とし、毎月199ドルずつ30カ月で計3万マイル(約4万8000キロ)を走行す
ることができるプログラムだ。2300ドルの現代車ファイナンス(HMFC)リベートと800ドルのインセン
ティブが含まれている。
ウリ投資証券のアン・スウン研究委員は「ソナタの米国在庫が増えたのは現地市場の現代車競争
力に何らか問題が起こったということ」とし「高級・大型車への関心も重要だが、現代車に競争力が
ある中小型新車戦略を固めなおす時であるようだ」と話している。
URLリンク(japanese.joins.com)
関連現代スレは>>2を参照