07/02/24 15:02:28
統制権:米国「移管は大統領選の結果と無関係」
現在米国が保持している、有事の際の軍の作戦統制権(戦時作戦統制権)を
韓国軍に移管する問題で、2012年に移管するのが望ましいとする韓国側の主張を
米国側が受け入れる方針であることが分かった。だが一方で米国側は、移管の
時期について合意した場合、韓国側が大統領選の結果などを理由に合意内容を
反故にすることはない、ということを確約するよう、韓国政府に対し要求して
いるという。米国政府はこれまで、戦時作戦統制権を09年に韓国軍に移管する
と主張してきた。従って今回、米国側の要求を韓国政府が受け入れた場合、
今年12月の大統領選の結果によって戦時作戦統制権の移管時期が変わるという
ことはあり得ないことになる。
韓国政府消息筋は22日、「今月23日(韓国時間24日早朝)にワシントンで
行われる韓米国防長官会談で、戦時作戦統制権を移管する具体的な時期に
ついて合意される可能性が非常に高まった」と語った。一方で米国側は、
これまでに「韓国政府が韓国内の事情に沿って合意しておきながら、
合意内容をすぐに履行しないなど、約束を反故にするケースがあった」として、
信頼に値する措置を講じるよう韓国側に求めていることが分かった。
消息筋によると、「信頼に値する措置」には、韓国軍が戦時作戦統制権を
行使するための合同軍司令部の設置や、新たな作戦計画の策定などに早期に
着手することなどが含まれているという。
特に韓国側との協議に臨んでいる米国政府のある幹部は、「戦時作戦統制権の
移管は、北朝鮮の核実験はもとより、韓国の大統領選の結果とも無関係であり、
それらに影響されることはあってはならない」と強硬な姿勢を示したという。
(朝鮮日報) URLリンク(japanese.chosun.com)