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REVIEW & OUTLOOK March 2, 2007
Uranium Do-Over
WSJ(米国版、社説):ウラン濃縮の、諜報情報の見直し(概略、概要)
北朝鮮の金正日は得点を挙げているように見えて、彼はすでに核爆弾を諦めるとの約束の代
償として、5万トンの重油や、経済制裁の緩和を約束されている。そして今や北朝鮮が、その
核開発計核の全貌を申告する以前にブッシュ政権は北朝鮮の諜報情報の見直しを始めている。
今週、上院デ行なわれたヒアリングで、DNIのデトラニ部長は、ジャック・リード上院議
員の質問に答えて、政府は以前に北朝鮮のウラン濃縮計画について「強く確信していた("high
confidence")」が、今では「中程度に確かだとしている("at the mid-confidence level")
」と答えた。
何故今、変更が行なわれたのだろう?デトラニ氏はその事情を説明していないが、推測される
ことは6者会合合意事項について、北朝鮮が核計画の全貌を申告すべきとされている折から、
アメリカ政府は北朝鮮が出来るだけ少なく申告できるよう便宜を図っているかのようだ。
これは既知の情報として北朝鮮のウラン濃縮について良く知られていることに鑑みて奇妙と言
うべきである。2002年に北朝鮮とウラン濃縮を話し合って確認したジェームス・ケリー国務次
官補は、2003年3月の上院のヒアリングで「(北朝鮮の)ウラン濃縮計画というのは、遠い先
のこととか、霧の中のぼんやりしたことではない」と彼は述べている。「ウラン濃縮計画が
プルトニウム計画に比べて(核爆弾製造において)遅れている程度は、年の単位ではなく月の
単以である」
当時の国務副長官である(とてもネオコンとはいえない)リチャード・アーミテージは北朝鮮
が「我々の最初に想定していたよりも多くのウラン濃縮装置を入手しつつある」と述べている。
彼は、北朝鮮が「フル・アップのウラン生産計画に向かう意図がある」といい、そうした計画
は「少なくとも、2000年2月から出発している」
ブッシュ政権の高官の言う事は信用できない?それではパキスタンのムシャラフ大統領の書い
たもので、北朝鮮が1999年にAQカーン博士からウラン濃縮装置を買おうとしており、「私は
北朝鮮の核専門家がミサイル技術者のふりをしてパキスタンの核研究所に来ているとの報告を
受けた」という。「そして、専門家は秘密のブリーフィングを受けた」
BBCの記者、Gordon CoreraがAQカーン博士らのネットワークについて書いた本「"Shopping
for Bombs," 核爆弾のお買い物」の中で、ムシャラフ大統領が「おそらく1ダースのウラン
濃縮装置」が北朝鮮に送られたことを認め、「計画と実物」「設計図と設計書」が送られたと
書いている。