07/02/20 11:06:39
>>1続き
同大学の行政大学院生ジェイソン・イム氏は、「歓迎行事の半分以上が剽窃への警告で埋め尽くされた」と述べた。
ハーバード大学の在学生は学期ごとに、「剽窃をすればいかなる処罰も甘んじて受ける」という
「学問の正直性メモ」に署名しなければならない。
これは韓国ではなかなか目にすることができない光景だ。
剽窃(plagiarism)の語源のラテン語「plagiarus」は「誘拐」を意味する。
ハーバード大学の学生ガイド・ブックでは、剽窃を「他人の思考(brainchild)を盗む誘拐行為」と規定している。
個人の道徳性に頼るより、徹底した予防教育と厳しい制裁で剽窃を追放しているのだ。
フランス・パリ1大学大学院生のダニエル・オペル(27、貿易学)氏は、論文を書く準備をする前に教授から
「剽窃に気をつけろ」と言われた。
彼は、「教授たちはコンピュータ・プログラムで論文のみならず、レポートまで剽窃があるかどうか、
いちいち調査する」と語った。
フランスでは国が授与する学位の論文を剽窃したり、卒業試験でカンニングをすれば、5年間、運転免許試験を含め、
すべての国家試験を受けることすらできない。
日本では大学や研究機関に剽窃など論文の不正疑惑を告発する別途の窓口を設けているところが少なくない。
00年10月、京都大学農学部のある教授は、他の学者の論文を剽窃して本を出したが、結局辞任に追い込まれたうえ、
本につけるための謝罪文を全国300あまりの図書館や出版社に送らなければならなかった。
「剽窃との戦争」は韓国人留学生たちを恐怖に追い込んでいる。
このため、留学生同士が自主的に「剽窃勉強会」をしたりもする。
米国ミネソタ大学広報学博士課程の李ヒョンミン(28)氏は、
「韓国人留学生たちは学期ごとに、留学に来た後輩を呼んでは剽窃の危険性を説明する」としながら、
「剽窃すれば無条件に退学させられ、『知らなかった』とか、『ミスだった』という言い訳は通じないということを
伝えている」と語った。
今や、韓国も「剽窃共和国」という汚名を返上すべきだ。
剽窃をしたら胸を張って世界を歩き回れなくなった時代だ。
剽窃の規定を見直し、実質的な教育を通じて、剽窃を追放しなければならない理由はこれで明白だ。
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