07/02/19 13:08:10 7/XAQ0nc
シアトルのパパへ~F-15Kより
これをパパが読んでいる頃は僕はもういないと思います。
でも…最期にパパだけには話しておきたいのです。
多分、僕がいなくなる事でパパ達に迷惑をかけると思う、でもパパは僕を信じてくれると思うから
。
僕が生まれたセントルイス工場を旅立つ時、パパは言ったよね 『お前は悪い独裁者から自由主義陣営
を守る為に行くんだと…』
でも、サウスコリア空軍に着任した僕が廻されたのは竹島(この国では独島と言うそうです)防衛の為ら
しいのです。
…敵は日本と言う事だよね… 有り得ないよ!! 日本はパパ達の…僕の生まれた国のアジアでの最
友邦国じゃないの?
それに、そうなれば血族であるF-15Jと闘う事になるんだよね… 相手が悪すぎるよ…
彼らは純粋な制空戦闘機。 空戦する為だけに生まれて、鍛え上げられた翼なんだ
いくら僕がF-15系列だって戦闘攻撃機なんだ。 並みの戦闘機より空戦に優れていても、僕はアタッ
カーなのに…
僕のAMRAAMの射程に捉える前にF-15JはAAM-4を放っている… 勝ち目は無い…
ここでの僕達の扱いは酷いものだよ…
こないだも同僚が尾翼に重機をぶつけられたんだ。
整備員も整備マニュアルもろくに読めないみたいなんだ。
サウスコリア製のエンジンも調子が悪い… 変な音がしてるし…
to be continued