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■窃盗：容疑で中国人逮捕 「サムターン回し」グループリーダー ／東京
サムターン回しと呼ばれる手口で侵入盗を繰り返したとして、警視庁と千葉県警の合同捜査本部は１６日、
中国人の無職、呂金庭容疑者（２７）＝新宿区百人町２＝を窃盗などの疑いで逮捕したと発表した。
呂容疑者は関東や近畿、中部地方などで約６００件の空き巣を繰り返した中国人窃盗団のリーダー格。
被害総額は３億円に達するという。
調べでは、呂容疑者は０５年１２月５日～６日の間、埼玉県川越市的場のマンション４階の男性会社員（５０）方に侵入し、
現金３万１０００円や指輪などを盗んだ疑い。
呂容疑者らのグループは０２年４月から、主にマンションを狙い、ドアのすき間に針金を差し込んで内側から鍵を開ける
「サムターン回し」で空き巣を繰り返していた。メンバーは留学目的などで入国した中国人で、中華料理店やマージャン店で
知り合ったという。合同捜査本部はすでにメンバー１１人を逮捕している。
同課によると、０６年に都内で発生した侵入窃盗の件数は１万７３２５件で０５年に比べ１９５３件減った。
しかし、そのうち「ピッキング」「サムターン回し」「焼き切り」といった特殊な手口の侵入は１８７１件で、４３３件増えている。
【川上晃弘、佐々木洋】
最終更新:2月17日13時2分 毎日新聞
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