07/02/16 10:08:58
◇ブッシュ大統領「重油5万トンは韓国の役割」
ブッシュ米国大統領は14日、ホワイトハウスで行われた記者会見で北京6カ国協議合意を「重要な歩み」と評価した。
「北朝鮮が合意を履行すれば彼らにとってよいこと」としているが、それとともに「私は特に北朝鮮住民が
食糧を得られることができるよう支援することに関心がある」と述べた。
ブッシュ大統領が北朝鮮を具体的にどう支援するか明らかにしたのは初めてだ。
そのため「ブッシュ大統領が任期内にどうしても北朝鮮核問題を解決しようとしている」という解釈が
ワシントン外交家から出ている。
ゲーリー・セイモア米外交協会副会長はこの日、ロサンゼルスタイムスとのインタビューで
「北京合意はブッシュ行政府が実用主義を選択した結果」と説明した。
ブッシュ大統領が会見で力説したのは「行動対行動」の原則だ。
北朝鮮が合意を履行すれば段階別に補償をするという原則を北京合意文に書かれた初期措置の
1、2段階を説明しながら強調したのだ。
大統領は「1段階で核施設(寧辺原子炉)閉鎖と封印が行われれば韓国が5万トンの重油を支援し、
2段階で核施設無力化と廃棄措置が取られれば重油95万トンに相当する支援が行われる」と述べた。
ここで注目されることは韓国政府が提供する意志をほのめかした重油5万トンが韓国の役割であることを
強調したという点だ。
ブッシュ大統領は「北朝鮮が検証可能な形で(合意を)履行する措置を取らなければ、対北支援はできない」と述べた。
これは北京合意に批判的な共和党一部のネオコン(力の外交を主張する新保守主義者)らタカ派を意識したもので、
北朝鮮次第だということを強調したのだ。
ブッシュ大統領は「北京合意は誤りだ」と言うジョン・ボルトン元国連大使の批判を「そうではない」と反発した。
「私はこれまで国民に『北朝鮮問題を平和的に解決したいと思ってきた上、大統領はこのために必要なすべての
外交手段を使わなければならない義務がある』と述べ、今回(外交で)突破口を用意した」とも述べた。
これは外交分野で自分が業績を残していると主張するためだ。
イラクの泥沼にはまり、これといった核問題解決法を見つけられていない状況だが、韓半島では外交家として
通じていることを知らせるために自分が信任したボルトン元大使も排斥したのだ。
ブッシュ大統領が「記者たちの質問を受ける前に極東での外交的進展について言いたい」と言ったのも
こうした脈絡からだ。
CNNは「ブッシュ大統領の会見は『まだレームダックではない』ということを知らせる意図で行われたもの」と分析している。
ソース:中央日報
URLリンク(japanese.joins.com)