07/02/15 17:07:46
「中国に純粋血統の‘漢族’は存在しない」
13億人の中国人の92%を占めるという漢族が、実際には‘遺伝学的には現存しない血統’
だという調査結果が出てきた。 「漢族は血統概念ではなく文化的な概念」という通説が学術研究で
明らかになったという点で、注目されている。
中国甘粛省蘭州大学生命科学学院の謝小東教授が「純粋な血統の漢族は現在いない」という
研究結果を最近発表したと、中国メディアが15日報じた。 謝教授の研究結果は、中国西北地域の
少数民族の血液サンプルDNA研究などから出された。
謝教授は「DNA調査の結果、現代の中国人はさまざまな民族の特質が混ざったもので、
いかなる特定民族の特質も顕著には表れなかった」と説明した。 また「かなり以前から『漢族は
中原に暮らしている』と考えられてきたが、これは特定時代の漢族を周辺の他の種族と区別するために
作った地域的区分にすぎない」とし、「漢族をこのように地域的に特定して定義することはできない」
と指摘した。
例えばBC12世紀の陝西省西安を首都とした西周は漢族政権に属するが、その後の春秋戦国時代に
同じ地域に建てられた秦は少数民族の‘西戎’が主流だったということだ。 また中国の歴史に表れる
中原の範囲は、主に現在の山西南部と江蘇西部および安徽西北部などの少数地方を含む河南省一帯
だったが、ここに居住する人々を漢族だと規定するのも歴史的事実とは合わないという主張だ。
さらに、中国人は自らを「炎帝と黄帝の子孫(炎黄子孫)」と主張するが、研究の結果、黄帝と炎帝の
発源地も‘北狄’地域だったことが研究の結果から分かった。 黄帝と炎帝の発源地はともに現在の甘粛省と
陝西省にまたがる黄土高原地域で、ともに漢族の本拠地ではなく、居住地域でもなかったということだ。
(>>2に続く)
劉光鍾(ユ・クァンジョン)記者
中央日報 2007.02.15 16:51:28
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