07/02/15 14:37:27
今月初めに北朝鮮を訪問した国際原子力機関(IAEA)元査察官のデビッド・オルブライト氏は
14日、ワシントン市内で講演し、訪朝時に北朝鮮政府高官が弾道ミサイルに核兵器を搭載する
準備を進めていることを認めたと述べた。
同氏は元米国務省の北朝鮮担当調整官のジョエル・ウィット氏と1月30日~2月3日まで平壌
を訪問。金桂冠(キムゲグァン)外務次官や李根(リグン)外務省米州局長、寧辺(ニョンビョン)核
施設の責任者らと会談した。オルブライト氏によると、核弾頭のミサイル搭載について北朝鮮側
は取り組みは認めたものの詳細は明らかにしなかった。
北朝鮮側はウラン濃縮計画の存在は否定したという。だが、オルブライト氏は「小規模なものは
存在すると思う」と述べた。北朝鮮が保有するプルトニウムの量については「原爆5~12個分」と
の試算を示した。
ウィット氏によると、北朝鮮高官らは「200万キロワットの電力支援と引き換えにすべての核兵
器計画を放棄する用意がある」と述べ、米国との大幅な関係改善への強い願望を表明したという。
ウィット氏は北朝鮮が対米関係改善を急ぐのは、中国との関係が悪化していることから「より力
強い友人を求めたいとの考えによるものだ」と説明。政府高官の相互訪問も含めた米朝2国間交
渉を積極的に推進すべきだとの考えを示した。
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