07/02/15 12:44:36
◆犯行後、国外への逃亡が激増
組織化され、ますます巧妙になる外国人犯罪が毎日のようにマスコミを賑わしている中、
警察庁は８日、「平成１８年中における来日外国人犯罪の検挙状況について」
という資料を発表した。資料によれば、昨年の来日外国人の刑法犯の検挙件数は、
前年比１６．９％の減少だった。来日外国人の検挙件数が減った最大の理由は、
東京都内での犯罪が減ったことにある。
これは大都市での犯罪取締強化が進んだ結果と見られている。
反対に、外国人犯罪の地方への拡散と、犯行後に国外逃亡する、
いわゆる「ヒット・アンド・アウェイ」型の犯罪が増えていると資料は指摘している。
また、韓国人スリ団組織の詳細も報告されている。（溝口恭平）
来日外国人による地方での犯罪は増えている。昨年は前年比でどの地方も減少傾向にあったのだが、
１５年前と比べると、中部地方は３５．４倍、四国は２１．５倍、それぞれ増えている。
外国人問題の専門家は、原因をこう分析する。
「日本の生活に慣れてくると、外国人の行動範囲は広がってくる。地方には犯罪に無防備な部分があり、
それを狙って、地方を移動しながら犯罪を重ねる外国人もいる」
この専門家は、四国で外国人犯罪が増えた理由のひとつとして、本州四国連絡橋の完成を挙げている。
実際に明石海峡大橋が開通した９８年の四国の外国人の刑法検挙件数は、前年比約２倍、
瀬戸内しまなみ海道が開通した翌９９年は前年比約２．５倍になっている。
都心部から地方に出て、犯罪を行う。犯行後は車や新幹線で自宅に帰る。
いわば「国内版ヒット・アンド・アウェイ」型の犯罪であるといえる。
日本国内で犯罪を行った来日外国人が、犯行後すぐに国外に逃亡するケースも増えている。
海外に逃げ出せば、日本の警察の捜査の手が届きにくいからだ。 昨年末時点の国外逃亡犯は８３３人。
うち外国人は６５６人で、全体の８割にのぼる。
資料は「日本では簡単に泥棒で金が稼げる」といううわさを聞きつけた外国人犯罪者が、
犯罪目的で入国するケースが多く見られるとしている。偽造旅券の使用も目立っており、
対策の強化が望まれる。
来日韓国人による犯罪はスリが多い。全外国人のスリ犯に占める韓国人の割合は、
９２．２％ときわめて高い。
スリ団の実行部隊は、「サジャン」（社長）と呼ばれる仕切り役をはじめ、見張り役、抜き取り役、
妨害役などに役割分担がなされているという。実行部隊を操るのは大サジャンと呼ばれるボスで、
大サジャンが来日することはまずない。スリ団の犯行は、今やスリだけにとどまらず、
銀行で引き出した金を狙った「途中ねらい」や、すり取ったクレジットカードでの「払い出し盗」など、
多様化している。
韓国人スリ団の横行には、韓国国内の取り締まり強化がある。韓国での「職場」を失った一部のスリ犯は、
来日して一定の犯行を行い、すぐに帰国する。
資料は韓国人スリ団の犯行を「典型的なヒット・アンド・アウェイ型の犯行」としている。
今回の資料は、出身国別の罪種の傾向も出している。それによると、強盗、侵入盗、
カード偽造は中国人に多く、自動車盗はブラジル人、薬物密売はイラン人に多いとされている。
ソース：統一日報
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