07/02/14 09:15:56
◆練習試合 水原（韓国）５―０横浜Ｃ（１３日、熊本・大津町運動公園球技場＝３０分×３）
カズ開幕ヒヤリ！？ 横浜ＣのＦＷ三浦知良（３９）が熊本合宿７日目の１３日、
水原（韓国）との練習試合で右ひざを負傷して途中退場、病院へ運ばれるアクシデントが発生した。
３月練習試合水原戦３日のＪ１開幕戦・浦和戦（埼玉）に向けて緊張が走ったが、検査の結果、異常なしと判明。
本人も「大したことないから大丈夫」と語り、痛みが取れ次第、通常練習に復帰できる見込みだ。
試合は０―５で完敗した。
スタジアム内の空気が一瞬にして凍りついた。３０分×３本で行われた練習試合の２本目の２６分だ。
左サイドで守備に戻ろうとしたカズが、突然右ひざを押さえてグラウンドに倒れ込んだ。
分厚いテーピングが巻かれていた右ひざは、昨季のＪ２最終節・愛媛戦で負傷して以来、ずっと違和感があった個所。
痛みで顔をゆがめながらも立ち上がってプレーを続けようとしたが、すぐに続行不可能と判断。
自らピッチ外に歩み出て、交代を余儀なくされた。
「芝に（スパイクが）引っかかった。前と同じところ。ひざがロックされた感じ」患部に大量の氷を巻きつけたカズは
そう説明すると、直ちに精密検査を受けに大津町内の病院へ向かった。
自身約１年半ぶりのＪ１復帰戦となる３月３日の開幕戦出場に黄信号がともったかに思えたが、
ＭＲＩ（磁気共鳴画像）検査とエックス線検査を行った医師の診断は「異常なし」。
カズの個人トレーナー・竹内章高氏（３７）は「１～２日はアイシングして様子を見ますが、
痛みがなくなれば練習に復帰できる。開幕戦？ 全然大丈夫でしょう」と語った。予想外？の軽傷にカズもご機嫌。
スーパースターの来院に沸き立つ女性看護師たちのサイン攻めに笑顔で応じると、
「大したことないから大丈夫」と軽快な足取りで病院を後にした。
「難しいけがじゃないみたいなので、検査は念のためです」と語っていた高木琢也監督（３９）も、ホッとひと安心。
Ｊの申し子キングカズの雄姿は、やはり３月３日に欠かせない。
◆洪明甫コーチ視察 韓国フル代表兼五輪代表の洪明甫コーチが視察に訪れ、
「特に目当ての選手はいないが、みんなのコンディションをチェックできてよかった」と笑顔で語った。
ドイツＷ杯以降、半年間の浪人生活を経て１月に水原に加入したＦＷ安貞桓は、
右太もも負傷で会場にも姿を現さず。横浜ＭでチームメートだったＦＷ久保とＭＦ奥も、再会かなわず残念そうだった。
◆０―５大敗も高木監督手応え 主力組が出場した１本目こそ０―０で終わったが、
若手組に交代した２、３本目は次々とサイドを破られ、終わってみれば０―５の大敗。
それでも高木琢也監督は「（１本目は）すごく守備意識が高かった。
前の試合（２―１で勝った１０日のロッソ熊本戦）より進歩した」とコメント。
前日まで集中して取り組んでいた守備面での収穫を強調した。
（2007年2月14日06時04分 スポーツ報知）
URLﾘﾝｸ(hochi.yomiuri.co.jp)