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光化学スモッグ過去最悪
中国から汚染物質か
2007年02月09日 20:26 【共同通信】
長崎、熊本両県で初めて光化学スモッグ注意報が発令されるなど、昨年１年間に
２５都府県で、注意報、警報が発令され、過去最悪となったことが９日、環境省の
まとめで分かった。
理由は不明だが、環境省は「中国方面で排出された汚染物質が風に乗って日本に
流入していることも原因の１つと考えられる」と指摘している。
同省によると、昨年１年間の注意報と警報の発生日数は２５都府県で計１７７日。
０５年に比べて８日減ったが、発生地は４県増え、調査を始めた１９７０年以来最
高となった。目やのどの痛みなど、被害届け出は計２８９人で、地域別では、東京
都と大阪府の１７日が最も多かった。
光化学スモッグの原因となる光化学オキシダントは、工場や自動車から排出され
る窒素酸化物などが太陽光によって化学反応を起こしてできる。気温が高く、風が
弱い日に発生しやすく、人の健康や農業生産に影響を及ぼす。
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