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台湾与党、キャンペーン
【台北=石井利尚】台湾の陳水扁総統の与党・民進党は、蒋介石・元台湾総
統(国民党)の「威光」を否定するキャンペーンに乗り出した。
今年は中国大陸から逃れた国民党軍が台湾住民を武力弾圧した「2・28事
件」から60年を迎える。民進党には、国民党独裁時代を思い起こさせること
で支持率アップにつなげる狙いがあり、最大野党・国民党は「政治的な目的に
過ぎない」と反発している。
民進党は7日、「国家は独裁(政治)を称賛してはいけない。独裁者を記念
する仕組みの廃止を検討すべきだ」と決議した。
具体的には、〈1〉「中正記念堂」など蒋介石を指す「中正」とつく道路や
公園の改名〈2〉通貨の肖像の変更〈3〉蒋介石の遺体が仮安置中の「蒋介石
御陵」からの憲兵隊撤退〈4〉軍施設などに残る銅像撤去―を当局に求めて
いく。
(2007年2月9日22時24分 読売新聞)
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