07/02/08 03:57:41
◇潘事務総長の改革案に逆風 国連総会で各国が難色
国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は5日、平和維持活動(PKO)局の分割や軍縮局の軍縮室への
事実上の「格下げ」を盛り込んだ事務局の組織改革案について国連総会に正式提案した。
軍縮に消極的な米国や、潘氏の出身国の韓国は賛成したものの、軍縮・核不拡散を重視する途上国や
非同盟諸国を中心に反対意見や慎重な議論を求める声が続出。協議は難航が予想される。
改革案は、業務が拡大しているPKO局を「平和活動局」と「現場支援局」に分割するほか、
軍縮局を「軍縮室」にして事務総長直属とする内容。
現在日本の田中信明氏が務める軍縮局長は軍縮室への改編に伴い事務次長ポストから格下げになる見通しで、
日本はこれに代わる事務次長ポストとして広報局長の打診を受けているという。
総会では「PKO局を分割した場合の指揮系統や役割分担が明確でない」
「軍縮局は『格下げ』ではなく、現状を維持するか強化すべきだ」などとして、改善が必要との意見が大勢を占めた。
潘氏は、協議の継続を約束。なるべく早く最終案をまとめたいと話した。
ソース:朝日新聞
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