07/02/04 16:35:49
保存か撤去か…木浦に残る日本統治期の建築物(上)
日本統治期の代表的近代都市として成長した全羅南道木浦には、当時の雰囲気を今に
とどめる近代建築が数多く残っている。しかし、これを積極的に保存・活用すべきか、
撤去すべきかをめぐり、地域の世論が二つに分かれ、最近では「近代文化遺産を積極的
に活用した街づくりをすべきだ」という声が少しずつ高まっている
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◆近代建築が再び撤去の危機に
全羅南道木浦市の中心街・務安洞2街の奥に建つ中央教会礼拝堂。この建物は1930年代
初めのもので、当初は日本人たちが通う東本願寺木浦別院として使われていた。長方形
の石造平屋建で、典型的な日本建築の様式にのっとっている。この建物を中央教会が57
年に買い入れた後、現在まで礼拝堂として使われてきた。
計画通りならば、この建物は今年上半期中に撤去される。旧都心と呼ばれる務安洞一
体は、新都心の下塘地区に比べて流動人口が減少し、商圏も縮小している。そこで木浦
市が、旧都心の商圏を再興するという目的の下、30億5000万ウォン(約3億9400万円)を
投じる「都心商店街若者の広場および駐車場造成事業」を推進し、その過程で撤去の話
が持ち上がった。中央教会を買い入れて建物を撤去し、商店街を訪れる客の駐車場にし
ようというのだ。
こうした決定に対し、木浦の市民・社会団体らが反発した。木浦文化連帯をはじめ、
木浦経済正義実践市民連合(経実連)、木浦民族芸術人総連合(民芸総)、木浦民主化
継承事業会、木浦フォーラムなどの14団体が、「中央教会建物保存市民対策委員会」
(共同代表・金知民〈キム・ジミン〉木浦大教授など)を最近結成し、この建物の保存
運動に乗り出した。
韓国画家の鄭泰官(チョン・テグァン)非常対策委員会実務委員長は「文化財的価値
が高い近代建築の撤去を再検討すべきだ」と主張している。対策委は「旧東本願寺の建
物を保存する代わりに、100坪程度の代替用地を追加で買い入れ、(旧東本願寺を)小
劇場などの文化芸術空間として活用すれば問題を解決することができる」とのプランを
提示した。
しかし、木浦市は「文化財的価値はない。予定通り撤去する」という立場を堅持してい
る。木浦市旧都心事業団のチェ・チャンホ団長は「早ければ今年上半期中に撤去する」と
の見通しを示した。
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木浦=権景顔(クォン・ギョンアン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報JNS
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