07/02/02 09:25:50
昨年10月に実施された北朝鮮の核実験は、東アジアの安全保障に重大な影響を
及ぼした、と英国国際戦略問題研究所(IISS)が先月31日に警告した。
IISSは先月31日に公表した国際軍事年鑑『ミリタリー・バランス2007』を通じ、
北朝鮮による昨年の地下核実験とミサイル発射実験が、韓国の軍備拡張を
招いたと指摘した。また同年鑑は、北朝鮮の一連の行為が日本のミサイル防衛
(MD)の開発と構築を一層刺激したと分析した。
ただし、IISSは北朝鮮の核問題と関連し、米国が北朝鮮に対して柔軟な姿勢を
見せているとし、外交的解決への期待を表明した。なおIISSは、北朝鮮による
地下核実験について、爆発規模こそ1キロトン未満だったが、当初の計画では
これをはるかに上回る予定だったとの見方を示した。
一方同年鑑は、イランが今後2、3年後に核弾頭1発分に当たる高濃縮ウラン25キロを
確保し、予想より早い段階で核兵器を保有することになるとの見通しを示した。
現在、イランは同国中部ナタンツのウラン濃縮施設で遠心分離機3,000基の設置作業を進めている。
同年鑑は、これらの遠心分離機が順調に稼働した場合、9カ月から11カ月以内に
高濃縮ウラン25キロを製造することが可能であり、その時期は今から2、3年後に
なると予測している。
ソース(朝鮮日報):
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