07/02/01 12:48:41
蛇頭リーダー格を逮捕、強盗団密航手引きの疑いで…7管など
第7管区海上保安本部(北九州)と大阪、兵庫、奈良の3府県警の合同捜査本部は31日、
関東や関西で2004~05年に連続発生した中国人グループによる緊縛強盗事件の実行犯を
密入国させたとして、中国の密航あっせん組織「蛇頭」のリーダー格で福建省出身の兪裕美被告
(32)(強盗罪などで公判中)、船員林福喜容疑者(50)ら中国人4人を入管難民法違反
(営利目的の集団密航者収受など)容疑で逮捕したと発表した。
合同捜査本部は兪被告らがこの数年間で約20回、計約100人の密航をあっせんし、
緊縛強盗事件を繰り返し行わせていたとみて、全容解明を急いでいる。
調べによると、兪被告らは04年11月、福建省出身の男(36)(強盗致傷罪で服役中)ら
4人に顔写真を張り替えて変造した海員証を持たせたうえで、林容疑者が乗務する貨物船に乗せて
静岡市の清水港から密入国させ、大阪市内のマンションでかくまうなどした疑い。
密航した4人は「1人当たり約17万元(約250万円)を報酬として蛇頭に支払った」
「日本に行きたくて、兪被告のいとこに依頼した」などと供述しているという。兪被告は
容疑を否認。他の3人は「過去、何度も集団密航のあっせんをした」などと認めている。
兪被告は日本国内にある蛇頭の受け入れ組織の世話役で、山口県や大阪府など8府県の
資産家宅などで起きた連続緊縛強盗事件(被害総額約7億5000万円)の主犯格とされる。
この事件ではこれまでに20人以上が逮捕されている。
逮捕された4人のうち、林容疑者ら2人は昨年1月と6月、それぞれ別の貨物船で
北九州市八幡西区の岸壁などに中国人計12人を不法入国させたとして、福岡地裁小倉支部で
懲役3年、罰金200万円を言い渡された。
読売新聞
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