【日中関係】打開の糸口が見えた今、考えるべきこと(上)[01/31]at NEWS4PLUS
【日中関係】打開の糸口が見えた今、考えるべきこと(上)[01/31] - 暇つぶし2ch1:猫の手βφ ★
07/02/01 06:10:50
日中関係:打開の糸口が見えた今考えるべきこと(上)

台頭する中国、重要性増す日中関係 第13回-天児慧(早稲田大学教授・サーチナ
総合研究所客員研究員)

昨年10月の安倍首相訪中以来3カ月の歳月が過ぎたが、ついこの前までの日中間の
ギクシャクした状態、閉塞した状態が嘘のように雰囲気が好転してしまった。昨年暮れ北京を訪問し、
在住の日本人が「トップリーダーの対話がこれほどまでに日中の雰囲気を変えるとは想像以上です」
と語っていたのが象徴的であった。同じく駐在の外務省高官からは、日中関係を大幅に改善するための
2007年の幾つかの意欲的なプランをうかがうことができた。その一部は新年に入りすでに
始まっているさまざまな政治家交流、青少年交流やさらには日中双方のテレビ番組、映画などの
相互紹介といった文化交流などに及んでいた。

また同じ滞在時に、中国当局との関係が強いある北京大学教授からは、この時すでに温家宝首相、
胡錦涛主席の訪日の件を聞かされ、特に4月の温首相の訪日に際してどういうことが重要なポイントに
なるのかといった問いを投げかけられた。私は「まず一つは、これからは首脳交流の中で、ただ両国関係は
重要だとか、日中相互理解や信頼関係を深めようといったお題目を強調するだけでなく、
重要な日中間の懸案事項について、少しでも具体的な成果を出していくことに心がける必要がある。
二つには、日本側が歴史問題で刺激的な発言をしない限り、中国の方から靖国だとか教科書だとかを
取り上げて歴史認識問題を強調しないことである」と指摘しておいた。中国側の対日姿勢に極めて
意欲的なものを感じ取った。

そして新年に入り1月中旬、来日していた米国の友人が中曽根事務所を表敬訪問するのに連れられて、
中曽根元首相にお目にかかる機会を得た。すでに89歳という高齢の氏は、儀礼的な表敬の挨拶の間
ずーっと能面をかぶったようにほとんど無表情のまま形式的な受け答えに終始していた。
やはりお歳かなという印象であったが、話が国際情勢の分析や展望に入るや眼光が輝きはじめ、
とうとうと自流の説を展開し始め、一気に私を議論のとりこにしてしまった。

率直に言ってあのお歳でと驚くほどに分析が明快であり、こちらの質問にもきちっと要領よく
答えておられた。その中で、「台湾問題を含め、世界の多くの懸念事項を考えるとき、日米関係は
今後より強い関係になっていく必要がある。が、そのためにはまた日中関係の改善を必要としている。
日中がギクシャクすれば米中も不安定になり、それが日米関係にも影響する。日中関係の改善は
ただ日中間の問題ではなく、日米、ひいてはアジア・太平洋の安定の問題に極めて重要である。
もっとも日中関係の改善に関して私は楽観している。なぜなら胡主席は日中改善に強い意欲を示しており、
安倍首相も予想以上にフレキシブルな外交をやっているからである。安倍首相はもともと
対中関係に消極的と思われていたが、今のような方向をさらに進める可能性が高いと見ている」と語っていた。
(執筆者:天児慧)

ソース:中国情報局
URLリンク(news.searchina.ne.jp)


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