07/02/01 03:54:32
韓国の天気予報はなぜ当たらないのか…スパコンに頼りすぎ? 気象庁、予報大外れ続出
先週末「大雪が降る」との予報が外れたのに引き続き、30日朝の予報も再び外れ、
気象庁が非難を浴びている。気象庁は29日、「30日に京畿道北部と江原道西部に
3‐8センチ、ソウル・江原道東部に1‐5センチの雪が降る」と予報した。しかし実際には
30日はソウル0.3センチ、ムンサン0.5センチなど、予想積雪量に遠く及ばなかったことから、
気象庁には同日午前、怒った市民からの抗議の電話が相次いだ。
気象庁ホームページの掲示板にも「雪が降ると言うから日雇いの仕事を休んだのに。弁償しろ」
「雪の予報を見たから違約金を払ってまで引っ越し日を先延ばししたのに、どうしてくれるんだ」
といった抗議が数十件寄せられた。なぜ気象庁の予報は外れるのだろうか。
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◆スパコン活用能力が不足
温度・湿度・気圧・風向き・風速など全国から集められた気象情報は、
気象庁のコンピューターネットワークを通じ集計された後、気象庁のスーパーコンピューター
(スパコン)に入力される。ここまでは機械的なプロセスだ。問題はスパコンをどう活用するかだ。
最終的な天気予報を決めるのは予報官の役割だが、予報官が判断材料とするのが、
スパコンが弾き出したいわゆる「数値予報資料」だ。
2004年に約500億ウォン(約64億6000万円)を投資し導入したスパコン2台は、
購入当時で演算能力が世界16位という最優秀製品だ。スパコンが正確な予報を出すには、
ソフトウェアにあたる数値予報モデルを韓国の状況に合わせ開発しなければならない。
これには長年のキャリアを持った実務者が必要だ。米国や日本では、数値予報業務を
担当する職員に対し、日本は4年、米国は2年の経験を経て資質を評価した上で、
それにふさわしい人材が選ばれ、10‐20年、ひいては退職までその仕事を担当させるという。
しかし、1990年に数値予報科が新設されて以来、同科に配属された技術職53人のうち、
4年以上勤務した職員は全体の36%にあたる23人に過ぎない。そのため昨年の国政監査で
野党ハンナラ党の金姫廷(キム・ヒジョン)議員が、「2003‐04年にこのモデルを運営した
11カ国のうち、韓国の数値モデル水準は10位」と指摘したほどだ。
一部専門家は、「最近の気象庁はスパコンだけに依存しすぎている
ことも問題」と指摘している。釜慶大学環境大気科学科の卞熙竜(ピョン・ヒリョン)教授は
「スパコン数値モデルはいまだ開発中で正確ではないため、降水量・降雪量はあまり
当たらない。数値だけを見るのではなく、長年の経験により統計を処理・判断できる
人材が必要」と語る。
キム・ジェゴン記者
ソース:朝鮮日報/朝鮮日報JNS
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