07/01/31 00:42:21
呂秀蓮・副総統：台湾の位置付けはサンフランシスコ講和条約に基づくべき
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これまで、教科書は台湾の地位の帰属をカイロ宣言に拠るものとしてきたが、
呂秀蓮・副総統は昨日、カイロ宣言はプレス・コミュニケにすぎず、
正式な国際条約ではないため、台湾の帰属について誰も明らかにしていないと指摘した。
呂は、台湾の地位はサンフランシスコ講和条約と日華平和条約に戻るという見解を示した。
呂秀蓮・副総統は昨日、自著「世界の台湾（世界的台湾）」の出版記念会を開き、
陳水扁・総統はモンゴルのオチルバト・元大統領と故宮見学に行ったため出席しなかったが、
「世界の新台湾、台湾の女秀才」というお祝いのメッセージを伝えていた。
このほか、考試院長の姚嘉文、国史館長の張炎憲、総統府の元資政の鍾肇政、
元国策顧問の蔡清彦などが参加した。
新しい高校の歴史教科書では、サンフランシスコ講和条約と日華平和条約が
取り入れられる。副総統はまた、1952年に国民党政府と日本の外相(*1)が台北で
日華平和条約に調印し、国民党はサンフランシスコ講和条約の内容を受け入れ、
カイロ宣言を白紙にし、しかも日本が中華人民共和国との平和条約を締結しなかったことは、
台湾・澎湖の主権と中華人民共和国の主権といかなる関係をも排除する意味だと指摘した。
副総統はまた、カイロ宣言はプレス・コミュニケにすぎず、正式な国際条約ではないと述べ、
台湾の主権地位は、サンフランシスコ講和条約および日華平和条約に基づくものだとし、
サンフランシスコ講和条約で日本は台湾・澎湖の殖民統治を放棄(*2)することを明記しており、
したがって、台湾の主権が誰に帰属すべきかは触れられていないと述べた。
呂・副総統は、中国国民党および中国共産党のリーダーに向けて、正しい態度で台湾の
位置付けに向き合うべきだと呼びかけ、歴史は捻じ曲げられないのだから、
これは非常に重要な過大だと述べた。
[ 台北報道 記者：邱燕玲 ]
★ ソースは、自由時報 [台湾] とか。
URLﾘﾝｸ(www.libertytimes.com.tw) （中国語・繁体字）
★ 訳註。
(*1) 原文まま。ただし、実際に調印に参加したのは元大蔵大臣で元台湾拓殖会社社長の河田烈。
(*2) 原文まま。
★ 台湾地位未定論。
URLﾘﾝｸ(ja.wikipedia.org) （Wikipedia／台湾問題）
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