07/01/29 23:04:23 J19ijPrD
>>1のつづき
一方、韓国映画はこれといった『代表的なブランドイメージ』が無く、個性が無いという憂慮の声が
高い。
忠武路(チュンムリ=韓国の映画のメッカ)は、『ハリウッドの縮小・歪曲バージョン』と評価されて
いたりする。米国を真似てはいるが、その水準のプロダクションクオリティーを出せないと批判されて
いる。忠武路が『ウェルメード(格好良い)』という単語にとらわれすぎ、個性が失われた商業映画
だけを生み出している。製作会社、マネージメント会社、マルチフレックス映画館などが直結された
現実で、外部資本の誘致により大作を夢見る。この過程で無差別的な『ジャンルの多様化』を追求
した。ハリウッドに対する被害意識から出た発想な訳である。市場状況に見合わない巨大SF
ファンタジーの製作などに熱をあげて、韓国映画の長所を失ってしまった。韓国が開発したジャンル
も、スタイルも、形式も、何も無い。日本の小説や漫画、それにドラマをコピーする事に一生懸命に
なっている。
映画の根幹になる文化の不在である。好評を得るフランスの芸術映画の基にはフランス文学の
権威がある。日本映画は早目にアメリカに入り込み、マニアを量産した漫画とアニメーションにより
徳を得ている。最近、手塚治虫の原作を映画化した『どろろ』を、アメリカのメジャー配給会社である
ユニバーサルが快く引き受けた理由でもある。
ハリウッド市場はアメリカ以外の映画に対し、妙な作家主義的態度を取る。世界的な有名監督の
映画が、巨額を投入した新人監督の豪華スペクタクルよりも優待受ける。ヨーロッパの映画祭で
好評を得たキム・キドク監督の『春夏秋冬そして春』が、相変らずアメリカ国内での韓国映画の興行
記録になっている事が物語っている。
20世紀以降、特定国家の大衆文化のジャンルの一つが突発し、国際的な権威を受けた例は珍しい。
総合芸術である映画のジャンルはその他の芸術の成熟度が基礎である。むやみにハリウッドを
真似れば、アメリカ市場での成功は期待の薄い見込みでしかない。
ソース:NAVER/ソウル=ニューシス(韓国語)
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