07/01/28 15:05:19
喫煙率低下してもたばこの販売量が増えるワケ
喫煙率は下がっているのにたばこの販売量は増加するという「異常現象」が表面化した。
保健福祉部が26日に発表したところによると、たばこの価格が500ウォン(約65円)引き上
げられた直後の2005年には38万4400箱だったタバコの販売量が、昨年は42万7700箱に増加し
たことが分かった。これは、4万3300箱も多く売れたことになる。
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これによりたばこの売上から健康保険に支払われる拠出金も、昨年は1兆5118億ウォン(約
1954億円)となり、前年より1514億ウォン(約196億円)増加した。昨年の喫煙率は45.9%で、
値上げ前に比べ11.9ポイント減少した、と保健福祉部は明らかにしている。そのため、たばこ
の値上げが喫煙率の低下や販売量には大きな影響を及ぼさず、逆に庶民の支出だけが多くなっ
ていると批判されている。
たばこの値上げを推進した保健福祉部の担当者はこれに対し、販売量が増加したのは、値上
げが検討されていた昨年7月から9月にたばこを買い占めた人が多く、ヘビースモーカーが増加
したためだと主張した。
しかし、中央リサーチ社のチャン・ヒョンジュンチーム長は「たばこ代の値上げと禁煙との
相関関係がはっきりせず、保健福祉部が主張する喫煙率の低下には疑問がある。逆に、喫煙率
の低下は価格ではなく、健康に気を使う国民の意識の変化という心理的要因によるものだ」と
主張した。
金東燮(キム・ドンソプ)記者
朝鮮日報/朝鮮日報JNS
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