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米投資銀行ゴールドマン・サックスは26日までに、インド経済が今世紀半ばに米国を追い抜き、
中国に次ぐ世界2位の経済大国に成長するとのリポートをまとめた。
同社は2003年のリポートで新興経済国の「BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)」
という言葉を初めて使い、インド経済の台頭を予測したが、インドの成長は今後、
一段と加速するとみている。
最新のリポートによると、インドの実質GDP(国内総生産)成長率は2020年まで8%を持続し、G
DPは現在の4倍になると指摘した。
03年リポートの予測成長率5・7%を大幅に上回る伸びだ。この成長が続けば50年までに米国を
追い越すとしている。
リポートは、インドが順調な経済成長を続けるとの根拠として(1)IT(情報技術)
企業の成長(2)高速道路の整備(3)農業地帯の都市化-が進むことを挙げている。
英公共放送BBC(電子版)は、このリポートを基に、インドが10年以内に英国、
イタリア、フランスを追い抜いて世界5位の経済大国になると指摘した上で、現在の3倍の
自動車と5倍の石油を消費すると報じた。
一方でBBCは、電力や港、道路などの経済インフラ整備の遅れや熟練した労働力の不足が、
成長を阻むリスクになる可能性があると分析した。
ゴールドマン・サックスは、リポートの予測の前提として多くの不確定要素があると
した上で「インドは世界経済のエンジンになる可能性があり、将来はインドの11億人だけでなく、
世界にとって非常に重要な存在になる」と指摘している。
ソース:フジ産経ビジネス
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