07/01/26 12:31:23 V61Gn2Pr
>>232
元ニューヨーク・タイムズ記者、ティルマン・ダーティン氏の証言より
―日本軍はやはり民間人をも無差別に殺したのですか。
「はい、無差別の殺害といえます。銃で射つのがもっとも多かった。
銃剣を使う場合もあった。
とにかくウサギを殺すような感じでの虐殺が行われたのです」
ダーティン氏はこうした発言をしながらもとくに表情は変えず、淡々とした口調で語りつづける。
「南京の日本軍兵士は、上層部から略奪や虐殺をしてもよいという通達を受けているような印象を、私は受けました。
『中国人を殺せ』というような命令ではないにせよ、『殺してもかまわない』というような通達です。こうした行動は私には大きなおどろきでした」
―どうしてですか。
「日本軍は上海周辺など他の戦闘ではその種の虐殺などまるでしていなかったからです。
上海付近では日本軍の戦いを何度もみたけれども、民間人をやたらに殺すということはなかった。
漢口市内では日本軍は中国人を処刑したが、それでも規模はごく小さかった。
南京はそれまでの日本軍の行動パターンとは違っていたのです。南京市民にとっても、それはまったく予期せぬ事態でした」
―南京にいた中国の民間人は虐殺などがあるとは思っていなかったということですか。
「南京の市民や周辺の住民は中国軍にすべてを焼き払われ、戦闘が長く続き、日本軍が南京を制圧したときには一種の安堵感をおぼえていた人も多かったのです。
日本軍の占領をあきらめからにせよ、歓迎しようとする市民たちもいたのです。
それまでの2、30年間も中国の軍閥に支配され、搾取(さくしゅ)され、軍閥同士の戦いで被害を受け、という状態で、別に支配者が日本軍になってもそう変わりはしない。
日本軍でさえ、またやがては去って行く。
戦闘を終了させたことだけでも日本軍を歓迎してもよいではないか―そんな受け止め方が多かったのです。
まさか日本軍が民間人を虐殺するなどとはまったく考えていなかったのです。
もしそんな心配が前からあったなら、民間人はみな市内から逃げていたでしょう。」
ダーティン氏のこの言葉も、「上海から南京への進撃途中に日本軍が中国人を大量虐殺した」という説に疑問符を突きつけている。
もしそうした虐殺があったならば、南京陥落時に市内に中国民間人が多数、残っていて、歓迎の姿勢さえみせるということもなかったはず、と考えるのが自然だろう。
では南京市内で日本軍に殺された中国側民間人の数はどのくらいなのか。
ダーティン記者は12月18日付記事では「数千人にのぼった」と報じている。