07/01/25 22:26:06
イランが北朝鮮の支援を受け、1年以内に地下核実験を実施する可能性がある、と英国のデイリー・テ
レグラフ紙が24日に報じた。
2002年にジョージ・ブッシュ米大統領から北朝鮮とともに「悪の枢軸」と名指しされたイランは、こ
れまで国連安全保障理事会をはじめとする国際社会の圧力と反発にもかかわらず、ウラン濃縮を強行し、
核兵器開発を進めているのではないかとの疑いを受けてきた。
同紙は、北朝鮮が昨年10月に実施した核実験関連の資料と情報をイランと共有することにしたと報じ、
イランの核科学者らが北朝鮮に招待され、核実験の結果についての研究を手伝っていると伝えた。また同
紙は、北朝鮮による核実験当時、イランの関係者らが北朝鮮にいたものと推定され、イランの軍事顧問団
が北朝鮮を定期的に訪問していると報じた。
ヨーロッパのある国防関係者は「イランが北朝鮮の核実験以降、北朝鮮と緊密に接触しており、核実験
に関連する動きも活発化している。イランが独自の地下核実験準備を急いでいることを示す多くの兆候が
表れている」と語った。
イランが核弾頭を開発するのにどれくらいかかるかは、政府当局間でも見解が分かれている。しかし、
イランと北朝鮮の動きに注目する国防関係者らは、イランが低い水準ではあるが、0.5キロトン規模以下の
地下核実験を1年以内に実施することが可能だと判断している。なお、核実験を行う場所は、偵察衛星によ
る監視が不可能な山岳地帯になる可能性が高いと伝えられている。
特に、イランは北朝鮮が核実験に踏み切っても、これといった制裁を受けなかったという事実に元気づ
けられ、独自の核開発計画に拍車を掛けているものとみられると同紙は報じた。
ロンドン＝金泳鎮（キム・ヨンジン）記者
朝鮮日報／朝鮮日報JNS
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