07/01/18 00:06:54
香港紙「明報」報道によると、先月末、北京郊外の通州で発生した豚マイコプラズマ肺炎、
豚コレラの混合感染が発生したのに続けて、北京の平谷、順義などの郊外地区においても
大規模な豚コレラが発生し、このために倒産した養豚場も出現しているという。当地の養豚
企業は、感染が発生したことを認めているが、当局は報道を許可していない。北京市農業局
官員は、現在調査中であると述べた。
北京郊外で比較的大規模な豚コレラが発生した際、北京市内では流言蜚語が飛び交った。
これに対し、北京市衛生局は13日、市内において化膿性脳炎のウィルスを持った豚肉が
出回っているというのは全くのデマであると否定した。しかし、広く伝えられている北京郊外
の豚コレラについては何の説明もしなかった。情報によると、豚コレラが発生しているのは、
主として平谷区及び順義区など、北京市の食肉の主要な供給養殖地である。
平谷区大興庄鎮英美養豚場の作業員は、明報の取材を受けた際、当地の一部の養豚場
において、最近豚コレラが発生していることを認め、「これらの豚は、鼻水を流し、くしゃみ、
せきをし、物を食べておらず、症状は、人の風邪に似ています。たくさんの豚が死にました…」
と語った。彼はまた、これらの養豚場は既に封鎖され、外部の人を近づけていないことを
明らかにした。
順義区の北郎中村養豚場の作業員は、取材をかなり忌避しており、「上の方がしゃべらせ
ないし、報道もさせていません」と語っている。しかし彼は、「多くの豚が死んだ養豚場がある」
ことを認めたほか、「倒産した養豚場もある」と聞いたという。
北京市農業局職員は、明報の取材に対し、感染の発生を認め、農業局は感染を非常に
重視しており、局内において専門家チームを作り、現場を調査していると語った。
先月、北京通州県?村などの地において、数百頭の豚が突然伝染病に罹り、死亡する事件
が起こった。後に、北京市獣医実験診断所の検査及び専門家の総合分析の結果、発病の
原因は、豚マイコプラズマ肺炎と豚コレラの混合感染であると判定された。養豚業者は、
病死した豚を、極めて低価格で販売業者に売り、損失を減少させており、販売業者は、この
病死豚を、直接外地に販売している。燕趙都市報の報道によると、元旦の前後、河北省滄州
において、連続8回にわたり、天津から持ち込まれた病死豚合計29トンが押収された。これ
以前にも、天津薊県の大部分の郷鎮において、豚飼育農家の豚が大量に死亡していたのが
発見された。一部の豚販売業者と屠殺業者は、機を見てこの病死豚を輸送・販売した。天津
病死豚肉の流入を防ぐため、滄州市は、道路に7つの動物防疫監督検査所を設け、厳格に
対処している。
▲ソース:大紀元(日本語)2007-01-16 12:03
URLリンク(jp.epochtimes.com)
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