07/01/06 00:58:37
拉致から３１年 韓国男性脱北 総領事館、保護せず放置
【ソウル５日原田正隆】３１年ぶりに北朝鮮からの脱出に成功した韓国人拉致被害者
チェ・ウギルさん（６７）が、昨年末の中国への脱出後、現地の韓国総領事館に電話で保護を
求めたのに放置されていたことが５日、分かった。ソウル在住の妻ヤン・チョンジャさん（６６）は
同日、韓国外交通商省を訪れ、総領事館の対応に抗議。同省の李赫（イヒョク）アジア太平洋局長は
「不誠実な対応だった」と非を認め、謝罪した。
チェさんは昨年１２月２５日、韓国の拉致被害者家族会の協力を得て中朝国境越えに成功。
同３１日には滞在先の吉林省延吉市でヤンさんと再会し、今月２日、在瀋陽韓国総領事館に
助けを求めた。
ところが電話をたらい回しにされたり、切られたりした上、ようやく聞き出した脱北者担当の
携帯電話に連絡すると、「電話番号を誰から聞いたのか」と怪しまれ、相手にされなかった。
再度、総領事館に電話を入れ、命懸けの脱出であったことを説明。「韓国に残っている
身分証明書類を確認した上で連絡する」との返事だったが、音さたはなかったという。
この対応をめぐり、外交通商省のホームページ（ＨＰ）掲示板には抗議の書き込みが相次ぎ、
同省はＨＰに国民向け謝罪文を掲載。同省によると、チェさんの身柄は既に韓国政府が保護し、
帰国手続きに入っている。
ソース 西日本新聞
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