07/01/05 20:29:09
高鉄は台北から高雄(左営)までの345キロメートルを約90分で結ぶ高速鉄道。沿線14県・市を
通過し、台湾西部の各都市が「日帰り経済圏」として結ばれることになる。
初期段階では北行き、南行きそれぞれ1日19便を運行する。運賃は板橋~左営で1,460台湾元
だが、試験営業期間は半額となる。試験営業期間の切符は2日から販売されており、高鉄各駅で
午前6~午後10時まで購入可能だ。
試験営業で使用される駅は、北から板橋、桃園、新竹、台中、嘉義、台南、左営の7カ所。
台北駅は板橋~台北区間の作業が遅れ、数カ月後の供用開始になる見通し。このほか南港、
苗栗、彰化、雲林にも駅舎建設の計画があり、2010年の完成を予定している。
■高鉄のあゆみ
資料や台湾一般紙報道によると、交通部は1990年7月、高鉄工程準備処を設立、高鉄建設
に向けての作業を本格化した。その後97年9月、欧州の高速鉄道システムを採用する台湾高鉄
企業連盟が高鉄建設の優先交渉権を獲得する。しかし高鉄の経営母体である台湾高鉄公司
は99年12月28日、一転して日本の新幹線技術を導入する方針を発表。ここに日本の新幹線の
海外初輸出が決定したわけだが、独シーメンスなど欧州勢はこれに反発、国際訴訟に発展する
事態となった。台湾高鉄は結局、欧州コンソーシアムに6,500万米ドルの和解金を支払っている。
波乱はあったものの採用システムが決まり、高鉄は00年3月27日から土木工事がスタート。
02年7月には桃園駅の建設も始まった。
土木工事が着々と進む中、04年1月30日に川崎重工業兵庫工場(神戸市)で台湾を走ること
になる「700T」型車両が完成、同年5月25日に高雄港へ到着した。
05年1月27日には高雄県燕巣~台南県六甲の区間で、時速30キロメートルながら初めての
試験走行に成功。同年8月30日には時速200キロでのテストも行われている。
しかし同年9月8日、台湾高鉄は05年10月末の開通予定日を1年間延期すると発表する。
機電システムの建設が遅れていることが延期の理由としている。
ただ延ばした開通予定日、06年10月末になっても高鉄は走らなかった。安全監査が間に
合わなかったためだ。この監査は途中で試運転中の脱線事故などもあり長引き、最終的に
交通部が試験営業という形での開通にGOサインを出したのは12月24日だった。
■台北駅は春節前に供用開始か
今後のスケジュールは、今月5日から試験営業を開始、ここで問題点を洗い出して解決できれば
正式営業へと移る。試験営業は従来計画では14日までの予定だったが、2日から始まっている
切符販売でシステムトラブルが目立っており、数日間延長する可能性も出ている。
運航路線は、当初は板橋~左営までの開通だが、春節(旧正月)前には台北駅まで延長される
見通し。10年には南港など他の駅が供用開始となる計画だ。
▲ソース:nna(日本語)2007-01-05
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