07/01/01 19:38:48
>>1続き
VODサービス(インターネットで見たい番組を選んで動画を見るシステム)を提供する「ショウタイム」の正木武良さんは言う。
ショウタイムが扱うアジアドラマは約60作品。
そのうち40作品以上が韓国ドラマだ。韓国ドラマは2006年の1年間で約1.7倍に増えた。
韓国ドラマはファン層が定着しており、確実に視聴者が見込めるからだと正木さんはいう。
中国や台湾など、他のアジアドラマも放送しているが、この方面は収益を読めないのが実情だ。
「インターネットは深く掘り下げるメディア。韓国ドラマはテレビなどのメディアで広く世間に知れ渡った。
韓流ブームがなかったら苦戦していたかもしれない」
爆発的なブームがあったからこそ、CS放送やインターネットでの成功に繋がったのだ。
好事魔多し。
韓国ドラマや映画の日本進出を鈍らせる要素はある。最大の不安要素は、放映権料の高騰だ。
「韓国ドラマの放映権料は、02年との比較で、作品によっては10倍。平均で約5倍になりました」
あるテレビ関係者の言葉である。高騰どころではない、暴騰といっていい。
この関係者によると、韓国ドラマの放映権料は、他のアジアドラマの約2.5倍にもなるという。
韓国ドラマは視聴率が取れるから妥当だともいえるが、割高感は否めない。
KBSジャパンは「ブームが始まった頃と比べて、放映権料が約5倍になったドラマもあるが、
そうでないものの方が圧倒的に多い。安くなった作品もある」という。
前出の正木さんも同様だ。2002年のサービス開始時から放映権料は変わっていないという。
テレビ局とショウタイムの発言内容の違いは、収益の分配方法の差による。
PPV(ペイ・パー・ビュー=1回の視聴につき一定金額が加算される)方式をとるショウタイムは、
PPVで得た利益の一部を放映権者に返す。
放映権者にしてみれば、テレビと違い、放映権を「売って終わり」ではない。
利益の還元があるから放映権料を高くすることはないのである。
映画はもっと深刻だ。
昨年12月9日付の産経新聞によると、06年の興行成績で10億円を超えた韓国映画はなかった。
作品の買い付け価格が高騰しているため、赤字になった映画もある。
マス・メディアへの露出が今日の成功に繋がっているといえる韓流。
映画やテレビといった影響力の大きいメディアで取り上げられなくなれば、今後に影響を及ぼすのは必至だ。
KBSジャパンの王?喆代表取締役はKBSジャパンが日本に進出した理由を次のように述べている。
「ありのままの韓国を日本に伝えたい」
そのために何が必要なのか、韓日両国の関係者は、互いに新たなビジネススキームを探っていく段階に
差し掛かっているといえる。
ソース:統一日報
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