06/12/31 15:52:54
県内でここ数年、密漁の摘発件数が増加している。
十二月にはナマコを狙った大がかりな密漁グループが摘発された。
県は「関係機関が自主的にパトロールなどを強化していることが摘発の増加につながっている」と分析するが、
漁業関係者らは「まだまだ氷山の一角。油断できない」と警戒を強めており、
正月を返上してパトロールを継続する漁協も出ている。
過去五年間をみると、県内の密漁の摘発件数は年々増加。
〇六年は十一月末現在で三十件に上り、昨年一年間の総数に迫っている。
県警によると、密漁の対象は、アワビやウニが中心だが、十二月には陸奥湾で
約八百八十キロのナマコを密漁した四人が逮捕されている。
県警が摘発した密漁ナマコの量としては史上最高で、捜査関係者は
「中国のナマコの価格高騰が背景にある」とみている。
川内町漁協では今年、独自で密漁監視船を配備し、監視に力を入れており、正月も交代でパトロールする。
船橋元吉代表理事組合長は「地域一帯で密漁を防ごうという意識が高まっている。
油断することなく、これからも警戒を続けていく」と話している。
ソース 東奥日報
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