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「スキーは韓国で」西日本で売り込み熱く 北海道、うかうかできず
韓国の観光業界がこの冬、西日本を中心に日本からのスキーやスノーボード客の誘致に
本腰を入れている。「九州からなら北海道へ行くよりお得」などとアピール。北海道をはじめ、
日本国内のスキー場もうかうかしてはいられないようだ。(ソウル・近藤浩)
韓国観光公社は今秋、韓国へのスキーツアー商品「ファン・スキー・フェスティバル」の
説明会を福岡で初めて開いた。一九九八年から中国や東南アジア向けに企画してきたツアーで、
参加者は手ぶらで来てスキー講習を受け、コンサートなども楽しめる。
価格は二泊三日で六万円ほど。同公社関係者は「九州から北海道に行く価格に比べ、
競争力があるというのが現地での反応だった」と話し、今季、九州、関西、四国を
ターゲットに日本向けのツアーを売り込む計画だ。
スキー場が集中する韓国北東部の江原道も福岡など十カ所で営業イベントを展開。
「昨季に比べ、日本のスキー客は千人増を見込んでいる」(観光マーケティング部)という。
韓国内には十五カ所のスキー場がある。大陸性気候の影響で降雪が少なく、大半が人工降雪機で
ゲレンデを整備しているが、晴天が多いため、天候に左右されない利点がある。海外からは中国や
東南アジアから受け入れてきたが、この冬、二カ所のスキーリゾートが開業。供給増に対応し、
新たな市場として日本に目を向けることにしたという。
韓国は二○一四年の冬季五輪に向けた誘致運動を進めている。それだけに、
「スキーを冬の観光の目玉に」(江原道)との思いは強く、売り込みもさらに熱を帯びそうだ。
ソース 北海道新聞
URLリンク(www.hokkaido-np.co.jp)